もしトランプ氏就任なら、業績予想は「マイナス」? 米国大統領選は、「為替」と「地政学リスク」に注目
Q2.次期米国大統領の政策で注目することは何ですか?(複数回答)
◇政策の注目点は「通貨・為替政策の在り方」が60.3%でトップ 次期米国大統領の政策で注目することを聞き、4,941社から回答を得た。 構成比の最高は、「通貨・為替政策の在り方」の60.3%(4,941社中、2,982社)だった。10産業すべてで構成比が最高となり、全産業で為替動向に関心が高いことがわかった。 また、Q1「トランプ氏当選時の影響」についての回答が「プラス」、「マイナス」どちらであっても、構成比が最高だった。 次いで、「台湾有事を含めた中国との関係性」が50.7%(2,507社)、「ウクライナ情勢を含めたロシアとの関係性」が47.3%(2,340社)で続き、エネルギーや物流網などに影響を与える地政学リスクにも注目する企業が多くみられた。 Q1の回答で政策注目点を比較すると、「マイナス」では「保護主義政策・貿易協定の在り方」が48.1%で、「プラス」の27.2%と比べて20.9ポイント高かった。 トランプ氏は、一律関税の導入など保護主義的な政策を掲げており、国内製品の対米輸出量や価格競争力などに与える影響を懸念する企業が多いとみられる。