「30年後の未来」をデロリアンとともに【2】4つのタイヤが付いたリアリティーのあるタイムマシン
そう、タイムマシンといえばこのクルマを置いてほかにないだろう。オーナーが駆るのは「バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)」でおなじみのDMC-12デロリアンだ。 【画像18枚】ステンレス素地をそのまま生かした表面処理のボンネットは堂々とした重量。ゆえにデリケートな開閉作業を必要とされる。ヘッドランプが収まるノーズ部分は公差が生じるが、修正方法は確立している 【デロリアン DMC-12 Vol.2】 作品にのめり込んだきっかけとなったのは主人公マーティ(マイケル・J・フォックス)のカッコよさ。クルマの荷台につかまりながら颯爽とスケボーで通学する姿に当時、小学生だったオーナーは憧れた。 その後、作品を何度も見返すうち興味は徐々にデロリアンへと移っていく。子どもの頃、誰しもが夢見たタイムマシンという存在。「未来をちょっとのぞいてみたい」、「過去に戻ってやり直したい」など、さまざまな妄想を実現してくれるタイムマシン。BTTFは、宇宙船やカプセルのような空想上のカタチではなく、4つのタイヤが付いた自動車という設定にしたことで、作品に強烈なリアリティーを与えた。 初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部