AirJapan、4-9月期利用率55.3% 運賃見直しで通期69.7%想定
ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のエアージャパン(AJX/NQ)が今年2月から運航を始めた新ブランド「AirJapan」の2024年4-9月期(25年3月期第2四半期)の売上高は42億円、ロードファクター(座席利用率、L/F)は55.3%だった。定時到着率が改善したことや、運賃体系を冬ダイヤ搭乗分から見直したことで、下期(10月-25年3月期)のL/Fは83.1%、通期では69.7%を想定している。 【写真】足もとが異様に広いAirJapanの787 30列目席 4-9月期の旅客数は16万9000人。AirJapan便は、FSC(フルサービス航空会社)の全日本空輸(ANA/NH)、LCC(低コスト航空会社)のピーチ・アビエーション(APJ/MM)に続くANAグループ第3のブランドで、訪日外国人が主なターゲット。機材はボーイング787-8型機で、座席数は1クラス324席でエコノミークラスのみ。 2月9日に1路線目の成田-バンコク(スワンナプーム)線を開設当初は1機だったが、4月10日から2機体制となり、現在はバンコク線と4月29日就航のソウル(仁川)線を週7往復(1日1往復)ずつ、4月26日就航のシンガポール線を週5往復運航している。
Tadayuki YOSHIKAWA