【気になる輸入車⑧】選択肢が増えたコンパクトSUV最新動向2024「多才な個性が多彩なライフスタイルにジャストフィット」
同じスタイリングでBEVとICEをもつBMW
ブームと騒がれた後、すっかりレギュラーカテゴリーとなって、いまだにその人気が衰えないSUV。コンパクトSUVと言われるクラスも、年々ラインナップが拡大しつつある。さらに近年は、他のカテゴリー同様に全体的にボディサイズも拡大中。コンパクトにまとまらない、多彩なライフスタイルにフィットする個性派たちから、目が離せない。(Motor Magazine2024年2月号より) 【写真はこちら】モータースポーツ由来の技術は、たまに聞くが、アルカナのように目に見える形で盛り込んでくるのは珍しい(全36枚) このクラスのパワートレーンに、PHEVやBEVがラインナップされてきているのは、やはりニュースである。しかもPHEVはEV走行できる距離も伸び、日本の日常生活だと、ほぼ電気のみの走行でこと足りるレベルのものも増えてきた。 そういったこともあり、現在このクラスは、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、PHEV、BEVと、さまざまなパワートレーンが、ライフスタイルに合わせて選びやすいのが嬉しいポイントとなっている。要は、生活に根差したフレキシブルなクラスということで、現在のユーザーのライフスタイルの現実が見えてくるのも面白いのだ。 では、もう少し詳しく見ていこう。まず、BMWからはX1、X2がフルモデルチェンジ。ともにガソリンエンジンのほか、iX1、iX2というBEVを用意。さらにX1はMHEVのディーゼルモデルもラインナップするなど、パワーオブチョイスをテーマとして掲げている。 そのどのモデルもクオリティが高く、価格差があまりないのも利点となっており(あくまで補助金を使えばの話ではあるが)、まさに好みに合わせて選べる内容となっているのがイイ。
来た来たトナーレ。扱いやすさとオシャレさのバランスが絶妙
続いてMINIからは、MINIカントリーマンが登場。これは日本ではまだ現行モデルだが、MINIクロスオーバーと呼ばれているモデルの後継となる。 ちなみに世界ではこれまでもカントリーマンという名称で呼ばれていたが、なぜ日本のみクロスオーバーだったかというと、カントリーマン=田舎者と捉える方がいると困るからということではなく、別の会社が商標を持っていて使えなかったからというのが真実らしい。しかし、このたび晴れてカントリーマンという名称が使えるようになったということだ。 そのMINIカントリーマン、まずはガソリン/ディーゼルエンジンモデルが日本に導入されるようだが、その後BEVもやって来ることがすでに発表されている。 メルセデス・ベンツGLA&GLBはオーソドックスなガソリン&ディーゼルモデル。メルセデス・ベンツのBEVはEQA、EQBというモデルとなり、こちらも健在だ。 さて、アルファロメオ トナーレは、待ち望んでいた方も多いのではないだろうか? 来るぞ、来るぞと言われながら、実に数年が経った気はするが、ようやく上陸となった。ボディサイズ的に扱いやすいアルファロメオのSUVがようやく登場した。 MHEVモデルに続いてPHEVモデルがやってきたが、電気のみで72kmのEV走行が可能というから、日本市場ではかなりEVとして使えるタイプだと言っていいと思う。
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