【気になる輸入車⑧】選択肢が増えたコンパクトSUV最新動向2024「多才な個性が多彩なライフスタイルにジャストフィット」
普通にパッと使えるEV界の新定番
フォルクスワーゲンからは同社初となるBEVのID.4が登場。電気自動車専用のモジュラーエレクトリックドライブマトリックスアーキテクチャーを採用し、広い室内空間や最適な重量バランスによりダイナミックなドライビング性能を実現する。 またID.4はBEVの中でも普通であることにこだわったクルマで、たとえるなら、EV界のゴルフという感じだ。そしてそれが誰でも普通にパッと使えるのがこのクルマのスゴいところなのである。普通であることは実はいちばん難しいことだと思うので、これはかなりの高レベルだ。 さて、日本に帰ってきたヒョンデからは、個性的かつ愛くるしいアイオニック5に続き、コナというニューモデルが登場。こちらも完全なBEVモデルで、一充電で456km走る本格派のコンパクトSUVだ。 2024年にはNというスポーツブランドも日本に投入されるということで、今後も楽しみが膨らむブランドである。
ロングボディも加わった人気のカングーとそのライバルたち
そして、もうひとつ最近の傾向として、商用車ベースの乗用車モデルの台頭が挙げられる。長い間ルノーカングーの独壇場だったカテゴリーなのだが、そのルノーカングーも2023年、14年ぶりにフルモデルチェンジを果たした。 最新のADAS機構などを取り入れながら、乗り心地や静粛性まで超進化。さらにロングボディのグランカングーが2024年には上陸予定で、こちらも人気沸騰となりそうだ。 同じく商用ベース乗用車の3兄弟、シトロエン ベルランゴ、プジョー リフター、フィアット ドブロも、標準ボディとロングボディモデルをラインナップしており、兄弟ながらもそれぞれ個性を光らせている。こちらも今後の展開もまた楽しみだ。(文:竹岡 圭)
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