スズキ「スイフトスポーツ」生産終了! 「ZC33S Final Edition」登場で現行モデルが終わる! 通常仕様は25年2月、FINALは11月で
スズキ「スイフトスポーツ」最後の集大成モデル!
スズキは2024年12月17日、スポーツ性能を高めたコンパクトカー「スイフトスポーツ(ZC33S型)」の最終モデルとなる「ZC33S Final Edition(ZC33S ファイナルエディション)」を発表しました。 同車は、2025年3月から2025年11月までの期間限定生産車となり、2025年3月19日に発売します。 【画像】超カッコイイ! これが最後のスズキ「スイフトスポーツ」です!(65枚)
スイフトスポーツは、スズキのベーシックなコンパクトカー「スイフト」の派生モデルとして、初代モデルが2003年にデビュー。 メーカー純正のラリーカーレプリカとも言うべきスタイリングとなっており、専用の3ドアボディや排気量の大きい1.5リッター・エンジン、15mm車高を下げたサスペンション、レカロのシートに本革巻きステアリングを採用した、スポーティな印象のモデルでした。 2005年に登場した2代目(ZC31S型)では、使い勝手の良い5ドアボディを採用しつつも、初代同様に専用の大排気量エンジンと専用サスペンションを装備。 手の届きやすい価格でありながら本格的なスポーツ走行を楽しめるホットモデルとして、多くのユーザーから支持を獲得しました。 2011年には3代目(ZC32S型)が登場し、歴代モデルにならって、こちらでも専用の高性能エンジンとサスペンションを搭載。 さらに本革巻きステアリングとスポーツシートを採用するなど、スズキらしくファンの気持ちに応えたモデルチェンジとなりました。 そして現行型(ZC33S型)は2017年にデビューした4代目で、スズキの新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用し、高剛性化と同時に軽量化を実現。 もともと強みだった軽量ボディに、より磨きをかけることに成功しました。 もちろん伝統にのっとり、専用のエンジンとサスペンションを採用します。 パワーユニットは小排気量化しつつ、初めて過給器を搭載。 最高出力103kW・最大トルク230N・mを発揮する1.4リッター直噴ターボエンジンとし、およそ2.2リッターの自然吸気エンジン相当の力強さを披露します。 デザインは近代化され、前方にせり出した大型グリルによって高い走行性能を主張。 ボディサイドには抑揚のある造形を採用し、筋肉質で躍動感を強調したスタイリングとなりました。 インテリアは、さらに改良された専用スポーツシートを搭載。 よりスポーツ走行時などに運転姿勢をサポートする形状となるなど、多くのファンを抱えるスポーツカーとして、性能に徹底的にこだわっています。 今回、そんなスイフトスポーツに「ZC33S ファイナルエディション」が発表されました。 これはスイフトスポーツとして最後のモデルとも受け止められる一方、“ZC33S”型としての最後のモデルとも読めるため、議論を呼びそうなところ。 なんにせよ、歴代スイフトスポーツの集大成となるモデルだけに、このZC33S ファイナルエディションには専用の豪華装備が数多く採用されています。 まずスイフトスポーツとして初めて「フロンティアブルーパールメタリック×ブラック」のボディカラーを新設定。 そのほかのボディカラーは従来のものを引き継ぎ、合計5色となっています。 さらにグロスブラック仕上げの「専用フロントグリル」や「専用17インチアルミホイール」、レッド塗装の「専用ブレーキキャリパー」によって上質感と戦闘力を主張します。 Cピラーには“ZC33S”の文字をモチーフにデザインした「デカール」をあしらい、バックドアの「エンブレム」もレッド/ブラックの専用仕上げとなっています。 内装にも大きく手が加えられ、ヒートグラデーション(金属を熱した際の焼け模様)をイメージした「専用オーナメント」をインパネやトアトリム、センターコンソールに装備。 ステアリング下部のグロスシルバー調「ガーニッシュ」と合わせて、ドライブやスポーツ走行中の高揚感を演出します。 また、このZC33S ファイナルエディションについて、スズキの販売店は「あくまでも現行型のZC33S Final Editionが生産終了となります。スイフトスポーツの歴史が終わるわけではありません」とコメントしています。 ※ ※ ※ このZC33S ファイナルエディションの車両価格(消費税込)は、6速MT車が232万9800円。6速AT車が240万1300円です。 なお、現在販売中のスイフトスポーツの標準車については、2025年2月に生産を終了し、在庫がなくなり次第、販売を終了するとのことです。
くるまのニュース編集部