「運転やめたいけど…」過疎地域で高齢者が“免許の自主返納”に踏み切れない現状と対策
こちらも買い物帰りの女性。車の免許を返納し、チョイソコを利用しています。 80代女性: 「便利ですよこの車はね。このように(チョイソコの)お兄さんの車が十分間に合うので、免許がないのに不自由なことは全然ない」 地元の人からも愛される"超"地域密着型の新しい交通システム。 上浦交通 西岡錦取締役: 「タクシー会社としては今までの売り上げが減る、そこが心配だったが、上浦交通として大三島の人に大変お世話になったので、このチョイソコがそういう人たちの便利になって喜んでもらえるものにしたい」 【スタジオ】 清家記者: 今回の取材を通して、その地域に特化した「乗合タクシー」は高齢者にとって心強い味方になっていると感じました。その一方で、民間で運行していく難しさや各地域での交通や地理的な事情など考えていくべき課題は多くあると感じます。 高齢者が車を運転しなくても暮らせる優しい社会に。家族や自治体、そして地元企業のバランスの取れた連携がその実現への近道だと感じました。