マイナンバーカード、自分の顔ではない… 同性で同年代の2人の写真を取り違え交付 保険証として使用も3年以上気づかず “顔認証”でエラーもパスワード入力などで…
愛媛県西予市は、マイナンバーカードの写真を取り違えて交付していたと発表しました。2人の写真が入れ替わっていましたが、3年以上気付かなかったということです。 2人の写真が入れ替わるミスが発覚したのは、西予市が3年前に交付したマイナンバーカードです。 市によりますと、2人はいずれも市役所の同じ支所でカードを申請していて、顔写真の撮影も市の職員が行いましたが、その後、国への申請書類に写真を貼り付ける際に取り違えが発生したということです。 また、出来上がったカードを手渡す際もマスクを着用した状態で本人確認を行っていたことから、ミスに気付かなかったということです。 10月23日、本人と親族からの申し出がありミスが発覚しました。 この間、2人は薬局でマイナンバーカードを使用し、顔認証ではエラーが出ていましたが、代わりに紙の保険証の提示やパスワードの入力などを行ったことから、受診に支障は出ず、写真の取り違いに気付くことは無かったということです。 取り違えられた2人は、同性で同年代ということです。 市は2人に対して謝罪し、誤った写真の貼り付けられているカードを回収した上で再発行の申請を行ったということで「マイナンバーカード事業の信用性を失うような事態を招いたことを深くお詫び申し上げます」とした上で「再発防止策を徹底する」とコメントしています。 また、取り違えの発覚から公表までにおよそ1か月かかったことについて「内部調整の都合」と説明しています。
あいテレビ