「サッカーを続けようと思う気持ちを後押ししたい」。金崎夢生が小学生年代のサッカー大会に尽力する理由
サッカーを辞めよう…となったら
――金崎選手自身、今後も現役プレーヤーであるのと並行して、こういう活動を続けていく予定ですか。 そうですね。今回の別府でのイベントに関しても、僕が大分の人たちにお世話になっているので、何かしら自分のできることが少しでもあればと考えてやらせていただきました。いまの子どもたちがプロ選手と触れ合って、よりサッカー熱を高めてくれたらうれしいです。 聞くところによると、小さい頃にサッカーをはじめた子たちが、小学校から中学校に上がるくらいのタイミングでサッカーを辞めてしまうケースが多いらしいんです。最初は仲のいい友達がやっているから一緒にという理由でやっていても、中学に進学する頃になるとそれぞれの進路もあるし。 だからこういう大会や僕たちとの触れ合いを通じて、いまサッカーを辞めようか続けようかと迷っている子がもしも参加者の中にいたときに「よし、もう一回やってみよう」という気持ちになってくれたらいいなと。本当にちょっとしたキッカケですが、僕もたくさんの人にサッカーを通じていろんなことを学ばせてもらったので、今度は僕がそういうことが出来たらなと考えています。サッカーを続けよう、上手くなろうと思う気持ちを後押ししたいです。 ――プロキャリア18年目で、現在35歳。セカンドキャリアのことなどは考えていますか。 引退を決める時がいつかは絶対に訪れるものではありますが、まだ具体的なことは考えていません。いまは現役の選手としての生活に集中しながら、時間の許す範囲でこういうふうに社会や地域のためにできることをやっているという感じです。これからもこういう活動を続けていきます。
ひぐらしひなつ