資生堂「エフェクティム」からエイジングサインに着目した3シリーズ目の美顔器が登場 日本市場を強化
資生堂の先端皮膚科学研究に基づき開発されたエイジングケアブランド「エフェクティム(EFFECTIM)」は10月1日、ブランド内最高峰のビューティリフトをかなえる美顔器“スムース ビューティー リフティング アクティベーター”(11万円※編集部調べ)と同美顔器との併用を推奨する美容液“スムース リフティング セラム”(30mL、1万6500円※同)を発売する。全国の化粧品専門店で取り扱う。 【画像】資生堂「エフェクティム」からエイジングサインに着目した3シリーズ目の美顔器が登場 日本市場を強化
これまでは、加齢による顔の形状の変化やたるみなどに悩む生活者をターゲットにしてきたが、肌のエイジングサインが気になるという悩みの声も多く寄せられた。中町都ブランド・マーケティング部長は、「エイジングサインの顕在化に対し、化粧品に加わる新たなケアを提供ができないかと開発を進めた」と同商品の発売経緯を説明する。
“スムース ビューティー リフティング アクティベーター”は、同ブランド初となる超音波エネルギーを採用。イオンと電気パルスをかけ合わせることで独自の波形を実現した。肌に最適な周波数や出力を設計し、エネルギーと美容成分を肌のすみずみまでいきわたらせる。加えて、表情筋にアプローチする中周波・低周波の6種類16パターンの特殊EMS機能も搭載する。
併用を推奨する美容液は、日本産酵母エキスなど全28種の美容成分を配合する。両アイテムの使用で、乾燥、ハリや透明感の低下にアプローチし、ビューティリフトと潤いに満ちたハリのある印象に導く。1日1回、顔全体で6分行う。
日本市場で基盤を固める
「エフェクティム」は、資生堂とヤーマンの合弁会社エフェクティムから2021年にデビューした。現在、化粧品専門店を中心に262店舗で取り扱う。「美容機器は正しい使い方を紹介できる場が重要。家電量販店では体感するのが難しいが、専門店での展開は大きな強みとなっている」と着実に取り扱い店舗を増やしている。
同ブランドは、化粧品との相乗効果を狙ったアプローチが特徴で、美容機器の各モデルに合った専用の美容液を展開する。美容機器の購入者のうち、専用美容液のリピートは最低でも2本以上の継続使用者が8割に達している。「1度の使用で効果実感があり、好評な声が多い。誕生から3年経ち、ビジネスも安定しはじめている」。
ブランド誕生当初は中国での展開を中心に事業展開を進めていたが、ここ最近の景気の減速や幾度と変わるRF規制の影響を鑑みて、「中国から撤退はしないものの、今後は日本市場でも基盤をしっかり固めていく」と方針を示した。