錦織圭 思わぬ形で8強、好調維持しチャレンジャー大会で準々決勝へ<男子テニス>
コモ・チャレンジャー
男子テニスのコモ・チャレンジャー(イタリア/コモ、クレー、ATPチャレンジャー)は29日、プロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)を利用し出場している世界ランク222位の錦織圭と予選勝者で同361位のN・バシラシヴィリ(ジョージア)のシングルス2回戦が行われたが、錦織から6-1, 3-1の時点でバシラシヴィリが棄権し、錦織のベスト8進出が決まった。 【動画】錦織圭 2回戦でキレキレのプレー披露! 34歳で元世界ランク4位の錦織は今月行われたナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)で3試合に勝利し、「ATPマスターズ1000」で約5年3ヵ月ぶりにベスト8進出を果たした。 その錦織は現在行われている全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)には出場せず今大会に参戦。1回戦では世界ランク272位のS・ヴィンセント ルジェリ(イタリア)を下し2回戦に駒を進めた。 元世界ランク16位のバシラシヴィリとの顔合わせとなった2回戦の第1セット、サービス時に69パーセントの確率でポイントを獲得した錦織は相手にブレークを与えず、リターンゲームでは2度のブレークを奪い先行する。 続く第2セット、勢いに乗った錦織は第1ゲームでいきなりブレークポイントを握ると最後はバシラシヴィリのショットがアウトとなり先にブレークに成功する。その後も錦織は安定した試合運びをみせていたが、第5ゲーム途中でバシラシヴィリが棄権。思わぬ形で錦織の8強入りが決まった。 好調を維持している錦織は準々決勝で世界ランク381位のG・デブル(フランス)と対戦する。デブルは2回戦で同233位のF・ジアヌ(ルーマニア)を下しての勝ち上がり。
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