アジア最高額は? ACLEクラブ最新市場価値ランキング5位。100億突破も…。スター選手はあまりいない?
2024/25シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)が開幕した。近年はキャリアの晩年を迎えたベテランだけでなく、これから最盛期を迎える注目の若手選手もアジアのクラブへ移籍するケースもあり、アジアの注目度は急速に高まっている。今回はACLE出場クラブの最新市場価値ランキングを紹介していく。※情報サイト『transfermarkt』が算出した金額を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月23日時点
5位:アル・ラーヤン(カタール) 監督:ポヤ・アスバギ 24/25リーグ戦成績:8位 総市場価値:6400万ユーロ(約102.4億円) 最高額選手:ダビド・ガルシア(市場価値:1000万ユーロ/約16億円) AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場クラブの市場価値ランキングも、いよいよトップ5に突入した。5位に食い込んだのは、総市場価値6400万ユーロ(約102.4億円)を記録したカタールのアル・ラーヤンだ。 本拠地はカタールの都市アル・ラーヤンで、創設年は1967年。サッカー以外にも、フットサルやバスケットボール、卓球などのプロチームを抱える総合スポーツクラブだ。2000年代にはドイツ代表で活躍したマリオ・バスラー、スペイン代表やレアル・マドリードの“カピタン”フェルナンド・イエロといった大物選手が在籍。2023年から今年にかけて、日本代表の谷口彰悟もプレーしていたクラブだ。 華やかな選手が入れ代わり立ち代わり在籍し、直近ではコロンビア代表の“ナンバー10”ハメス・ロドリゲスがプレーしていたが、現在のアル・ラーヤンにはメディア栄えする選手があまりいない。それでも市場価値ランキングでトップ5入りを果たしたのは、チーム内最高額となる市場価値1000万ユーロ(約16億円)のダビド・ガルシアがいるからだ。 9歳からオサスナで育ち、主将として幾度となくチームを救ってきたD・ガルシアだが、今年8月にカタール行きを選択。カタール・スターズリーグ(カタール1部リーグ)で4試合に出場するだけでなく、日本時間9月18日に行われたACLE・リーグステージ第1節のアル・ヒラル(サウジアラビア)戦でも先発フル出場しており、主力のセンターバック(CB)としてチームに貢献している。 D・ガルシアが抜群のキャプテンシーを備えた素晴らしい選手なのは間違いないが、もしも2000年代のように世界的なスターが多数在籍するようになれば、アル・ラーヤンの市場価値はトップ3圏内まで伸びるかもしれない。
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