新型トヨタ・タンドラに右ハンドルモデルが登場 日本導入の可能性も浮上か
トヨタ初の取り組み
9月18日、トヨタのオーストラリア法人は、新型「タンドラ」の右ハンドル仕様を発表した。 オーストラリアのウォーキンショー・オートモーティブ・グループとの協業によって、アメリカ製の左ハンドルモデルを右ハンドルに再設計し、メルボルンで製造される。 トヨタが、ハンドル位置変更で外部企業と連携するのは世界初という。右ハンドル化には「ランドクルーザー300」といった他のトヨタ車の部品も流用したそうだ。 右ハンドルの新型タンドラが搭載するエンジンは、3.5リッターV6ガソリンツインターボ。326kWの最高出力と、790Nmの最大トルクを誇る。組み合わされるトランスミッションは10ATだ。 グレード構成は20インチのアルミホイール、LEDを使った灯火類、電動調整式レザーシート、12スピーカーのJBLオーディオシステムなどを装備する「リミテッド」と、これにパノラマムーンルーフや電動調整式ステアリングコラム、ヒーター付きステアリングホイール、10.9インチのヘッドアップディスプレイなどを追加した「プレミアム」の2種類。 新型タンドラの右ハンドルモデルは、11月に正式発表予定だ。日本導入については不明だが、右ハンドルモデルであれば可能性はあるかもしれない。
文と編集・稲垣邦康(GQ)