増田明美さんも興奮したパリの名勝負再び 車いすマラソンの銀と銅、日中対決が大分で再び「リベンジして優勝します」
第43回大分国際車いすマラソン(大分県など主催)が17日、大分市内で開催される。それに先立ち16日、マラソンの有力5選手による記者会見が行われた。注目はパリ・パラリンピックの男子で激しい競り合いの末に銀メダルに輝いた金華(中国)と銅メダルの鈴木朋樹(トヨタ自動車)のパリ以来の対決。パリで金メダルのマルセル・フグ(スイス)が今大会を欠場する中、鈴木は会見で横に座った金を意識しながら「今年最後の大会で調子は良好。パリの時のような盛り上がるようなレースをして優勝を狙います」と大会の主役になることを誓った。 ■五輪連覇王者「パリvs東京」金メダル比較に大反響【動画】 テレビ中継のゲスト解説を務める日本パラ陸連会長でスポーツジャーナリストの増田明美さんも会見に参加。「パリの沿道で応援していましたが2人のデッドヒートはすごかった。佐藤選手は金選手を意識した展開になりますか」と質問。興奮しすぎて「鈴木」を「佐藤」と言い間違えてしまった増田さんに対し、鈴木は「同じSですけど」と笑顔で対応。「リベンジという意味では意識はしています。スプリント力では彼の方が上をいっている。ただ、日本での大会なので自分の方がある程度有利な部分もある。どこか隙がないか探りながらのレースになると思う」と意気込んだ。金も「2人でレースを引っ張っていければ」と対決に応じる構えを見せた。 マラソンは17日午前10時、県庁前をスタート。ジェイリーススタジアムにゴールする。(中野剛史) 【#OTTOパリ五輪情報】