近畿、東京地方で「木枯らし1号」発表 冬の訪れ知らせる季節風強まる
気象庁は7日午前、近畿地方と東京地方で「木枯らし1号」が吹いたと発表しました。
■気圧配置は冬型 季節風強まる
7日(木)の日本付近は冬型の気圧配置となり、各地で北寄りの季節風が強まりました。この風で、気象庁は7日午前、近畿地方と東京地方で「木枯らし1号」が吹いたと発表しました。
■木枯らし1号とは
木枯らしは、晩秋から初冬にかけて吹く北よりの強い風のことを言い、その年最初に吹く木枯らしのことを「木枯らし1号」と言います。発表があるのは東京地方と近畿地方のみとなっていて、発表の条件もすこし異なります。 □東京地方の木枯らし1号の条件 ・10月半ばから11月末までの間 ・気圧配置が西高東低の冬型 ・風向が西北西~北・最大風速がおおむね8メートル以上 □近畿地方の木枯らし1号の条件 ・霜降(10月23日)~冬至(12月21日)までの間 ・気圧配置が西高東低の冬型 ・風向が北寄り ・最大風速が8メートル以上 木枯らしが吹く時は、上空に寒気も流れ込むため、北日本や日本海側の地域では雪が降ったり、山で初冠雪がみられることもあります。このため、冬の到来を知らせる風とも言われます。 ただ、この冬型は一時的で、来週以降も気温は平年より高くなる所が多い見込みで、本格的な冬の訪れはまだまだ先となりそうです。