2024年の開業&閉店まとめ 原宿の新ランドマーク開業から地方百貨店の閉店まで
ハラカドは地上9階・地下3階で延べ床面積は1万9940平方メートル。地下1階に高円寺の銭湯「小杉湯」が入居するほか、アートディレクター千原徹也氏(れもんらいふ代表)ら多くのクリエイターが活動拠点を構えて独自コミュニティー「ハラカド町内会」を設立する。物販や飲食だけでなく、クリエイターが新しい文化を発信する場を目指す。
「キッテ大阪」が開業(7月)
JR大阪駅西側にある旧大阪中央郵便局跡地に建設中の「JPタワー大阪」の低層部の商業施設「キッテ大阪」が7月に開業する。開発・運営は日本郵便など。ターミナル立地の郵便局跡地を開発したキッテ業態は東京、福岡、名古屋に続く4カ所目となる。商業エリアは地下1階から地上6階の約1万6000平方メートル。地上39階のJPタワー大阪には、キッテ以外にオフィス、ホテル、劇場などが入る。
キッテ大阪はJR大阪駅と歩行者デッキで連結されるほか、梅田の地下街とも接続されるなど、アクセスの良さも売り。近隣で働くオフィスワーカーのほか、国内外の観光客もターゲットにして幅広い客層を集める。
「岐阜高島屋」が閉店(7月31日)
岐阜県唯一の百貨店、岐阜高島屋が7月31日に閉店する。岐阜市の繁華街である柳ヶ瀬地区に1977年に開業。売上高はピークの92年に250億円に達していたが、近年は客離れに歯止めがかからず、直近の2023年2月期は131億円に減っていた。今期(24年2月期)も営業赤字の見通しだった。
「長崎スタジアムシティ」が開業(10月14日)
通販大手のジャパネットホールディングスによる地域創生型のプロジェクトとして注目されるのが、10月14日に開業予定の長崎スタジアムシティである。サッカーJ2のVファーレン長崎のサッカー専用スタジアム(約2万人収容)、バスケットボールB1の長崎ヴェルカのアリーナ(約6000人収容)を中心に、オフィス、商業施設、ホテルなどで構成する。サッカーやバスケなどのプロスポーツを一年中楽しめるほか、音楽コンサートなども企画され、全国から大勢の人を集めることが期待される。