「気持ちいい瞬間は?」「優勝戦の1号艇はムリ!」競輪とボートレースのトップ選手が語る“あれこれ”
netkeirin特別対談 ボートレース・白井英治×競輪・清水裕友
初制覇を狙ったKEIRINグランプリ2023は残念ながら9着。それでも新年初戦の大宮記念を制して最高の滑り出しとなった清水裕友。今回は12月某日、山口県某所で行われた同じ山口県のヒーローで、一昨年のSGボートレースグランプリを優勝したボートレーサー白井英治選手との対談・第2弾をお届け。今回はお互いの競技やプライベートに関することなど、さまざまな話題から鋭く切り込みます。(取材・構成=netkeirin編集部)
18歳差の二人は「まったく似てない」
ーーお二人が知り合ったきっかけはうかがいました。白井選手(以下、白井)は47歳、清水選手(以下、清水)は29歳。お二人はどんな関係ですか? 例えば兄弟みたいな関係、とか…。 白井 うーん。 清水 兄弟とも違いますね。教えてくださることが多い。 白井 伝えたいことが多い。教えたいなという存在かな。そういうこともあって会いたかったんだよね。 清水 白井さんはダメなものはダメだと言ってくださる。ありがたいです。 白井 ヒロトはなまけない。尊敬しますよ。 ーーお二人の似ているところはありますか? 白井 似てるところは多分ないんじゃないかな。 清水 そうですね。 ーーでは、どんなところが全然違うと思いますか? 白井 ヒロトは向上心がすごい。勝つべくして勝つような人間なんだなと思うね。
清水 白井さんは“熱い”ですよね。僕は熱くはない。白井さんのレースを見てたら、ダメな時でもあがいてますもんね。1つのレースにかける思いが強い。 白井 ファンが1票でも賭けてくれてる以上は、常に全力を出さないといけない。負けていいレースなどないね。そんな失敗を繰り返してます。まぁ失敗があるからヒロトに言えるんだけどね。 清水 僕は心配性なので。勝つために頑張るというよりは… って感じですね。
競輪とボート、お互いの職業に「なってみたい」
ーーお互いの競技の違うところ、そして好きなところはどこですか? 清水 ボートレースはラインがなくて個人戦。競輪はラインがあるから地区選(同地区の選手のみが出場する各地区で開催されるGIレース)とか出来ないですよね。 白井 ライン戦っていいよね。自分の力を発揮して仲間を勝たせる。そこが最大の魅力。自分が勝つことももちろんだけど、人に勝ってもらう喜び。いいよね。 ーー白井選手は競輪選手も似合いそうですね。お互いの職業になってみたいですか? 白井 出来ないことはないと思う。おとこ気でやりたいタイプだし、自分が失敗しても人に勝たせたいというのがあると思う。 清水 僕はボートレーサーになって3、5コースから捲り差しを決めたいですね! ーーお互いの競技の「自分にはムリ」だと思うところはありますか?