【ドラフト2024】巨人は常勝を目指すなら「ポスト菅野智之」よりもアマ球界ナンバーワン遊撃手だ!
もし宇野が獲れなければ、石見颯真(愛工大名電/遊撃手/176センチ・76キロ/右投左打)、田中陽翔(健大高崎/遊撃手/181センチ・82キロ/右投左打)と、打てて守れる遊撃手がいる。 昨年、石見はライトで超軽快な守備を見せていたが、今年は遊撃手として力を発揮。動きのスピードに加え、柔らかなグラブさばき、握り替えの正確さ、スローイングの感覚......プロでショートを守れる技量を持っている。 一方の田中は、この夏の甲子園でのプレーを見て「野球がうまくなったなぁ」と驚いた選手だ。とくにフィールディングに余裕が出て、ショートというポジションを支配している感じが漂っている。打つほうでも、変化球でタイミングを崩されても咄嗟のバットコントロールでヒットにしてしまうなど、急成長中の選手である。
安倍昌彦●文 text by Abe Masahiko