ベルギーGPのFP2で角田裕毅は20番手もセクター1区間のみ全体ベスト、PU交換で直線重視…FP2はマクラーレン勢1-2|F1
2024年のF1第14戦、ベルギーGPのフリー走行2回目が現地時間26日行われた。 【動画】FP2走行中、フェラーリが無線で「外でひとりぼっち、寂しい?」 サインツは「寂しい...」 現地スパ・フランコルシャンはF2の予選から引き続きドライコンディション、気温は22℃、路面温度36℃となっている。 各チームは決勝レースを想定し、多くのドライバーがミディアムを装着して周回をスタートさせた。開始20分が過ぎると、ソフトタイヤを入れて予選想定のアタックを行うドライバーが出てくる。 PU交換により、すでに最後尾スタートが決まっている角田裕毅は、FP1と同様にセクター1とセクター3は全体トップのマゼンタに近いタイムを叩き出しながら、セクター2区間はトップから2秒落ちという極端な傾向のデータとなっている。決勝でのオーバーテイクを重視したセットを突き詰めている可能性が高い。 セッション中盤にはソフトタイヤで各ドライバーがタイムを上げていき、1:42.260のランド・ノリスがトップ。2番手オスカー・ピアストリでマクラーレン1-2となっている。 3番手マックス・フェルスタッペン、4番手チャールズ・ルクレール、5番手カルロス・サインツ、6番手ジョージ・ラッセル、7番手エステバン・オコン、8番手ケビン・マグヌッセン、9番手セルジオ・ペレス、10番手ルイス・ハミルトンという並びになっている。 この後セッションの終盤はどのドライバーもロングランのデータ収集に入ったこともあり、タイム更新はほぼ起こらず。FP2中盤のタイム順でそのまま60分終了となった。 VCARBのダニエル・リカルドは14番手、角田は20番手というタイム順だった。 角田のタイムは1:44.348で、トップから2.088秒落ちの20番手だったが、実はセクター1区間は30.1秒で、マゼンタ色の全体ベスト。ストレート区間だけ明確な速さを示した。セクター3は最速のノリスからわずか0.2秒差となっている。ただし、山下りの区間となるセクター2だけ、ノリスから2.0秒落ちという極端なデータとなった。 最後尾スタート確定ということもあり予選は度外視して、決勝に向けて角田はマシンバランスをどう合わせこんでいくのか注目となる。
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