【ボクシング】元ウガンダ五輪代表の日本王者デビッド初防衛「もっとベルトを取ります」
<プロボクシング:フェニックスバトル126大会>◇12日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援 東京オリンピック(五輪)ウガンダ代表で日本ウエルター級王者のセムジュ・デビッド(32=中日)が初防衛に成功した。元暫定王者となる同級1位小畑武尊(26=ダッシュ東保)の挑戦を受け、3-0(97-93、98-92×2)の判定勝利を収めた。デビッドは「すごくうれしい。対戦相手は強かったので、めちゃくちゃ良い試合になったと思う」と振り返った。 1回から長いリーチからのワンツーを軸に手数多く攻め込むと、中盤から後半にかけて中間距離か右アッパーや左フックで攻勢をアピール。ポイント差をつけてベルトを守り切ったデビッドは「これからもっと良い試合をみせたい。日本には良い選手が多い、次の挑戦者にも警戒して良い試合をみせていきたい。これからもっとベルトを取ります」と意気込んでいた。 ウガンダ・ミドル級王座を獲得したデビッドは東京五輪に同国代表として出場。五輪の思い出から日本での試合を希望していたところ、関係者を通じて中日ジム側とつながり、来日を果たしたという。今年3月、は元WBOアジア・パシフィック・ミドル級王者能嶋宏弥(薬師寺)を下し、一気に日本ランキングが上昇。同8月、石脇麻生(石田)との日本同級王座決定戦では7回TKO勝ちで王座獲得に成功していた。