木村太郎氏が“シン・トランプ”の世界を徹底解説「トランプ氏がただ1人言うことを聞く」氷の女…イーロン・マスク氏の閣僚起用は?
「戦争を何が何でも止めさせる」
宮根誠司キャスター: 一方で、海外だと例えば、「第三次世界大戦の防止」ということでウクライナ、イスラエル、ガザ、止めるんですか? 木村太郎氏: ウクライナ、すぐ止めるでしょう。 宮根誠司キャスター: どうやって? 木村太郎氏: (トランプ氏が)プーチンと話すから。それから、ゼレンスキーに対しては「全部援助を止めるよ」って。とにかくアメリカの政治は、戦争を始めるのは民主党で、戦争を終わらせるのは共和党って歴史的に続いていて、トランプもノーベル平和賞が欲しいんです。だから止めさせます、何が何でも。
「トランプがただ1人言うことを聞く」 “氷の女”スーザン・ワイルズ氏
宮根誠司キャスター: そして、キーパーソン。スーザン・ワイルズ氏、やっぱりこの人が太郎さん大注目? 木村太郎氏: この人は、俗に、「Ice Lady(氷の女)」と言われる。 宮根誠司キャスター: 初めて聞いたこの人の名前。 木村太郎氏: そのぐらい後ろに隠れているんだけど、実際には全部取り仕切っている。 宮根誠司キャスター: 首席補佐官といったら大統領のスケジュール管理とか? 木村太郎氏: 人事とね。だから、彼女はこういう政策というのを持っているわけじゃない。ホワイトハウスの中を、いかにうまく取り仕切って、うまくみんなの歩調を合わせるか。 宮根誠司キャスター: トランプさんはこの人の言うことだったら聞くんですか? 木村太郎氏: 聞く。ただ一人、トランプが言うことを聞く。 宮根誠司キャスター: 逆に言うと、この人通さないとトランプさんに会えないかもしれない? 木村太郎氏: 全くそう。
“トランプ政権の総理大臣”J.D.バンス次期副大統領
宮根誠司キャスター: もうひとり、太郎さんに挙げていただいたのがこの人。J.D.バンス次期副大統領。 木村太郎氏: 次の大統領選挙2028年に向かって賭博が始まっているわけ。その(大統領)第一番候補がこのバンス氏。 宮根誠司キャスター: どんな人なんですか? 木村太郎氏: バンス氏は赤貧の暮らしをして、お母さんが麻薬中毒で、お父さんは逃げ出していなくなって、おばあさんに育てられて。お金がないから軍隊に入って奨学金をもらって、オハイオ大学を出て、それからイェール大学を出て。それで、法律家になって…。 宮根誠司キャスター: 対日本とか対中国に厳しい人なんですか? 木村太郎氏: 対外国に対してはものすごく厳しい。「アメリカファースト」を地で行くような人。 宮根誠司キャスター: ということは相当、タフネゴシエーターで、日本には強敵になる? 木村太郎氏: この人が、基本的には“トランプ政権の総理大臣”なんじゃないか。アメリカには総理大臣はいないですよ。だけど、いろんなことをめぐって彼が実際の仕事をするんじゃないかと言われている。 宮根誠司キャスター: イーロン・マスク氏は? 木村太郎氏: イーロン・マスク氏はたぶん閣僚内には入ってこないだろう。なんでも言えるアドバイザー。
“シン・トランプ”で日本は平和に!?
宮根誠司キャスター: あと、太郎さん。トランプ大統領になったら日本にとってはいいんですか。 木村太郎氏: 僕は、トランプ第1次政権の4年間っていうのは、日本が一番平和だった時期だと思う。ロケットを北朝鮮は一発も打たなかったし、中国は非常に融和的だった。だから、そうだったらいいんじゃないですかね。 宮根誠司キャスター: ということで、これからの“シン・トランプ”期待したいと思いますが、約束の焼肉おごります。 木村太郎氏: あ、お願いします。 (「Mr.サンデー」11月10日放送より)
Mr.サンデー