ゴキブリを“巣ごと駆除”ってどういうこと?部屋で大量の死骸を見ることはない?駆除エサ剤への疑問をアース製薬に聞いた
ゴキブリ対策のポイント
――最後に、ゴキブリを寄せ付けない部屋にするためのポイントは? 一般家庭によく見られるクロゴキブリに対して、家でできる対策です。 ゴキブリが潜みやすいのは、ジメジメとしていて湿気があり、暖かく、陽の当たらない狭い場所で、餌のあるところです。また、換気口、網戸やドアの隙間、排水パイプなど、すき間から侵入してきますので、このような侵入経路となる隙間があったり、ベランダに植木鉢がある家なども注意が必要です。 そのため、玄関や窓を開けっ放しにせず、網戸の隙間は隙間テープなどできちんと処理してください。 家の中では、食品や汚れた食器を夜まで放置したり、食べこぼしを放置、冷蔵庫の裏やコンロの下にごみや調理くずがある家は要注意です。お菓子のかけら1つであってもご馳走のため、食べこぼしを放置せず、家の中を清潔に保つことが大切です。 また、キッチンのシンクやお風呂場にいつも水や水滴がある状態はゴキブリにとって居心地の良い環境となり注意が必要です。 ゴキブリは雑食性なので、食品だけでなく紙、木片、皮革類なども食べることもあります。宅配便や引っ越しのダンボールにゴキブリの卵が付いて、放置した段ボールで孵化してしまうこともあるので、すぐに処分することをおすすめします。 担当者によると、ゴキブリをまとめて駆除するには「ゼロノナイトG ゴキブリ・トコジラミ用 くん煙剤 6~8畳用」(第2類医薬品)、お部屋からゴキブリを追い出しゴキブリのいない空間を作りたい人(定着阻止による忌避効果)には、「マモルーム ゴキブリ用」(防除用医薬部外品)もおすすめとのこと。 普段は隠れていてどこにいるのかわからない…。置き型の駆除エサ剤は、そんなゴキブリの対策として設置しても良いかもしれない。 (イラスト:さいとうひさし)
プライムオンライン編集部