「スイミー」の作者の世界観にふれる展覧会/愛知
世界中で翻訳され、小学校の教科書にも掲載されている「スイミー」で知られるレオ・レオニ(1910-1999)。刈谷市美術館(愛知県刈谷市)では、4月26日~6月8日の期間中「レオ・レオニ 絵本のしごと」を開催する。 「色の魔術師」と称されるレオニの作品は、水彩、油彩、コラージュなど様々な技法を使って、美しい想像の世界を作り出す。あおときいろの紙きれの友情を描いた「あおくんときいろちゃん」でデビューしたレオニ。ねずみの「フレデリック」や尺取り虫の「ひとあしひとあし」など、小さな主人公が自分らしく生きることをテーマにした温かいストーリーの絵本を数多く世に送り出してきた。本展では、絵本原画や資料約100点、さらに油彩、彫刻など約30点から、レオニの作品世界を紹介。ジャンルや国境を越えたレオニ作品の魅力を、余すところなく伝える。 会期中は、レオニの絵本の読み聞かせをはじめ、様々な催しを開催。担当学芸員による展覧会の解説や、レオニの絵本のブックカバーを使ったワークショップなど、気軽に作品の世界とふれられる内容となっている。入場料一般900円、学生700円、中学生以下無料。