「大谷選手は悪くないのに…」何でもかんでも“大谷ハラスメント”と騒ぐ人たちに欠けた視点ーー煽るメディアにも責任がある
他の競技も含め国内外で活躍しているアスリートは多いうえに、事件・事故・災害・選挙などのニュースもあり、各番組の構成がバランスを欠いていることに辟易する声があがるのは当然でしょう。 同じ26日から日本プロ野球の日本シリーズもスタートし、「朝から昼にワールドシリーズの生放送、夜に日本シリーズの生放送とワールドシリーズの再放送」と、1日に3回2度も野球中継があることで、「野球ハラスメント」というフレーズが浮上するかもしれません。
野球ファンや大谷選手のファンにしても、自分の好きなものが批判を受けてしまうのは残念ではないでしょうか。 今回の件で「大谷選手ほどのスーパースターでも、緊急放送や大量特集などが絶対的に許されるわけではなく、必要以上に扱うことで不満をぶつけられてしまう」ことが明らかになりました。だからこそメディアも、懸命にプレーする大谷選手にネガティブな影響を与えない放送や報道を心がけてほしいところです。
木村 隆志 :コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者