写真：Motor-Fan

WRCの2024年シーズン最終戦ラリージャパンが愛知県と岐阜県を舞台に開催。ラリー最終日デイ4では、前日までトップにつけていたドライバーがクラッシュするなど波乱があり、総合優勝はトヨタのエバンスに。また、トヨタもマニュファクチャラーズタイトル4連覇を果たしている。 世界ラリー選手権（WRC）は11月21日～24日、2024年シーズン第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2024』を開催。ラリー最終日となる24日はSS17～21が行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team（トヨタ）のエルフィン・エバンスが総合優勝を果たした。 【関連画像】マニュファクチャラーズ選手権4連覇をモリゾウこと豊田章男会長と喜ぶTGR-WRTのメンバー 23日終了時点では、逆転チャンピオンを狙うHyundai Shell Mobis World Rally Team（ヒョンデ）のオィット・タナックが総合トップ。それにエバンスとセバスチャン・オジエというトヨタのふたりが続くかたちとなっていた。また、ランキング首位に立つヒョンデのティエリー・ヌービルは総合7位という状況だった。 そして迎えた24日、この日最初のステージであるSS17でタナックが痛恨のクラッシュ。タナックがリタイアとなったことでエバンスらの順位が繰り上がるとともに、ヌービルの初戴冠がこの時点で決定した。 その後は上位勢に順位の変動はなく、エバンスがトップのままフィニッシュ。2024年シーズン初勝利を手にした。2位にはオジエ、3位にはM-SPORT FORD World Rally Team（Mスポーツ・フォード）のアドリアン・フォルモーが入った。また、トヨタから参戦している勝田貴元は4位入賞となった。 また、パワーステージでオジエがトップタイムを叩き出すなど、トヨタは週末を通じて合計50ポイントを獲得。一方のヒョンデは合計32ポイントにとどまり、トヨタが逆転でマニュファクチャラーズ選手権4連覇を果たしている。 2024年世界ラリー選手権 第13戦ラリージャパン暫定総合結果（Top10） 2024年世界ラリー選手権 ドライバーズランキング 2024年世界ラリー選手権 マニュファクチャラーズランキング