マンチェスター・C、ようやく連敗ストップも…3-0から追いつかれ上田綺世欠場のフェイエノールトとドロー
現地時間26日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はリーグフェーズの第5節が行われ、上田綺世の所属するフェイエノールトは敵地エティハド・スタジアムでマンチェスター・シティと対戦した。 公式戦まさかの5連敗と、グアルディオラの監督キャリア史上初となる異常事態に陥っているシティ。4連敗までは必ず得点をしていたが、直近のトッテナム戦ではついに無得点に終わっており、5試合で4得点14失点というシティらしからぬ数字が並んでいる。 一方、リーグフェーズでここまで2勝2敗、決勝ラウンド進出に向けて非常に大事な一戦を迎えたフェイエノールトは、上田が負傷により欠場。立ち上がりからシティに押し込まれる展開が続く。 最初の決定機は10分、左クロスが流れ、拾ったベルナルド・シルバの落としからアカンジがダイレクトで入れた右クロスをハーランドが頭で合わせる。これがゴール左隅を捉えたが、GKヴェレンロイターが横っ飛びではじき出した。 さらに13分、ペナルティーエリア右でGKヴェレンロイターからのパスを奪ったB・シルバのクロスを、ゴール前のグリーリッシュがボレーで捉えるもDFに当たってゴール上へと外れる。23分にはペナルティーエリア手前でボールを受けたフォーデンが、鋭い反転から左足で狙うも、GKヴェレンロイターが素晴らしい反応ではじき出した。 押し込みながらもフェイエノールトの守護神ヴェレンロイターの牙城を崩せないシティだったが、41分に左CKをファーサイドのグヴァルディオルが頭で落とすと、反応したハーランドが蹴られる形となりシティにPKが与えらえる。このPKをハーランドが自ら沈め、シティが均衡を破った。 シティが1点をリードして迎えた後半、開始早々に右CKのこぼれ球をギュンドアンが左足ボレーで捉えると、ハンツコに当たってコースが変わり、ヴェレンロイターの逆を突く形となってシティが追加点を挙げた。 さらに53分、右サイドを抜けたマテウス・ヌニェスの折り返しを、ゴール前に滑り込んだハーランドが押し込んでシティが3-0と突き放した。 週末にリヴァプールとの大一番を控えているシティは、68分にギュンドアン、アケ、フォーデンを下げてデ・ブライネ、シンプソン・ピュゼー、マカティーを投入。一方のフェイエノールトもエースのヒメネスが復帰を果たす。 すると迎えた75分、グヴァルディオルの不用意なバックパスを奪ったムサが、そのままGKエデルソンを破り、フェイエノールトが1点を返した。 さらに82分、左クロスをファーサイドに走り込んだロトンバが角度のない位置から折り返すと、GKエデルソンと右ポストの間をボールが抜け、これをヒメネスが押し込んでフェイエノールトが1点差に詰め寄る。 フェイエノールトの勢いは止まらず、89分には右サイドからの浮き球パスに抜け出したパイシャオンが、エリアを飛び出したGKエデルソンをヘディングでかわすと、ゴール前に上げたクロスをハンツコが無人のゴールに流し込み、土壇場でフェイエノールトが同点に追いついた。 アディショナルタイムの5分間で必死の攻めを見せたシティだが、最後まで決勝ゴールは奪えず。3-0のリードからまさかの3失点で追いつかれたシティは、公式戦の連敗こそストップさせたものの、勝ち点2を失う結果となってしまった。 ■試合結果 マンチェスター・C 3-3 フェイエノールト ■得点者 マンチェスター・C:ハーランド(44分PK、53分)、ギュンドアン(50分) フェイエノールト:ムサ(75分)、ヒメネス(82分)、ハンツコ(89分)