100周年の「IFA 2024」が閉幕。138か国から21.5万人以上が来場、1800社以上が出展
IFA Managementは、ドイツ・ベルリンにある展示会場のメッセ・ベルリンにて、「IFA 2024/国際コンシューマ・エレクトロニクス展」(以下、IFA)を9月6日から9月10日まで開催。138か国から21万5000人以上(トレードビジター約13万3000人を含む)が参加したことを発表した。 【現地取材】IFA 2024のレポート記事一覧 IFAは、今年で100周年となる世界最大級のコンシューマーエレクトロニクスショー。今年の来場者数は前年比18%を記録し、特に米国、イタリア、フランス、ポーランド、韓国、英国からの来場者が急増したとしている。実施テーマは「Innovation for All:すべての人にイノベーションを」。100周年を機にリブランディングも行い、ロゴやイメージカラーも刷新した。 100周年を記念したプログラムとして、野外空間のサマーガーデン(Sommergarten)にて、ブライアン・アダムスやフェイスレス、6PMがキュレーションしたドイツのトップ・ヒップホップ・アーティストといったアーティストがライブパフォーマンスを実施。ドイツで人気のポッドキャスト「Fest」と「Flauschig」のライブ録音も行われたという。なお、開催宣言にはドイツのショルツ首相が登壇した。 出展者は1,800社以上を記録。分野としては、スマートホーム、コミュニケーション/通信、コンピューター/ゲーミング、オーディオ、写真/動画/コンテンツ制作、デジタルヘルスで大きな伸びが見られるという。なお、スタートアップ企業が多く集まるIFA NEXTのエリアでは、200社以上が出展。空飛ぶクルマ、コグニティブ・ロボット、AI搭載ドローンなどを展示した。 加えて、メディアの来場者数は前年比43%増加。技術系ブロガーやインフルエンサーについては、300%増の来場者数になったという。メディア関係者だけでなく、トレードビジターや政界からの来場者も増えていることから、「IFAがハイテク分野の出展者やリテイラーにとって重要なプラットフォームであることが改めて示された」としている。 IFA ManagementのCEOであるライフ・リントナー氏は、「IFAの記念すべき100回目を迎えることができ、喜ばしく思っております。ベルリンを訪れ、IFA 2024を記憶に残る1年とイベントにしてくださった業界関係者、トレードビジター、一般、メディアの皆様に感謝申し上げます。さらに、すでにIFA 2025への出展を多くの企業にご希望いただきまして大変嬉しく存じます」とコメント。次回のIFAは引き続きベルリンにて、2025年9月5日から9日にかけて実施予定となる。
編集部:平山洸太