H2Aロケット発射、16日に 49号機、悪天候予想で延期
三菱重工業は13日、政府の情報収集衛星「レーダ8号機」を載せたH2Aロケット49号機を16日に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げると発表した。予定時刻は午後2時24分20秒から同25分21秒の間。当初は11日を予定していたが、悪天候が予想されるとして延期していた。 情報収集衛星は、宇宙から地上の様子を観測する事実上の偵察衛星。安全保障に関わる情報収集や、大規模災害時の状況把握のために活用する。 H2Aは国産主力の液体燃料ロケット。本年度をめどに50号機で運用を終え、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工が開発する新型のH3ロケットに移行させる予定。