<花開く春・20センバツ国士舘>選手紹介/9 斎藤光瑠外野手(2年) 「四股踏み」で足腰強化 /東京
1年生でベンチ入りした昨春のセンバツは、代打の出場で凡退した。「球場の歓声がすごかった」。この1年間、甲子園の雰囲気にのまれないため、チーム全体での大きな声がけを率先してきた。打席に入る前に1度しゃがむ動作も、無心になる大事な“儀式”だ。愛用のグラブを授けてくれた先輩の分まで、初戦敗退だった昨春の雪辱に燃える。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 永田昌弘監督から「柔軟な打撃でバットにボールを当てる技術はチームトップレベル」と期待され、新チームの主軸を任されている。昨秋の大会は不振から下位を打つ試合もあったが、「途中から感覚を取り戻せた」と復調の兆しはある。冬場は小回りがきいたスイングを目指してトレーニングを積んでいる。 小中学生時代は投手として活躍。足腰を強化しようと、中学時代に相撲好きの担任と「四股踏み」を昼休みの日課にした。今も続く大事な練習の一つだ。 日本史で学んだ武田信玄の強さにひかれ、「風林火山」の言葉を愛する。休日は友人と日帰り温泉に出かける。日ごろの疲れをゆっくり癒やすためだ。【川村咲平】=随時掲載 ……………………………………………………………………………………………………… 「自分の一打で勝利に貢献します」。177センチ80キロ、左投げ左打ち 〔都内版〕