「必要なものは笑顔だった」生まれつき左腕肘先がないパラ女子砲丸投げ4位・齋藤由希子選手は避難所生活で決意 笑顔のはずがパリパラリンピックで思わず涙を流した理由【ヒーローインタビュー】
弧を描いた砲丸は、この日、最高の11m61。最後は満面の笑顔でした。 齋藤由希子選手: 「ものすごく頑張って笑顔を作っていました。まだ4人残した段階で記録が出て4位ってことは もう ないんですよ。表彰台。ああ、終わった、取れなかったなと思って涙がこみ上げてきたけど、“笑顔でいる”と決めた。ライブカメラが近づいてきたので、涙を拭いて笑顔を振りまきました」 ■笑顔のはずが、思わず涙のワケ 笑顔でいると決めた齋藤選手でしたが、思わず涙があふれた瞬間がありました。 齋藤由希子選手: 「tbsさんの前でだけ、パラリンピックの試合後に泣いたので、その映像ばかり使われているんですけど」 パラリンピック時の齋藤由希子選手インタビューです。 涙の齋藤由希子選手: 「娘には砲丸を投げてくることを“えいっ!”てしてくるねって教えているので『ママ 今から”えいっ!“てするから見ていてね』って言ってきたので、娘にお土産を持って帰れなかったことだけが悔しい」 これからの幸せについて、齋藤選手が話してくれました。 パラ陸上砲丸投げ 齋藤由希子選手: 「幸せってその時は気づけないと思うんですよ。私自身の幸せは掴むことができたと今は思っています。 ただ、これ以上の幸せを探して人生を歩んでいくんだろうなと思っています」 【tbcテレビ ヒーローインタビューより】
東北放送