【オリックス】22歳遊撃手が全試合フルイニング出場に挑戦 「やってみたい」 来季目標を上書き
オリックス・紅林弘太郎内野手(22)が18日、来季目標を全試合出場から全試合フルイニング出場に「上書き」した。6日に右足甲の骨折部分を除去する手術を受け、この日から大阪・舞洲でランニングを再開。「めちゃめちゃ早いですね」と驚異的な回復ぶりを喜び、球団の遊撃手では37年秋(1リーグ時代)に黒田健吾しか達成していない偉業を視野に入れた。 17日に抜糸し、痛みも違和感もなかった。足取りは軽快そのもの。「こんなにできちゃうの?」と自身に問いかけるほどだった。「この体に産んでくれた親に、本当に感謝したいと思います」。言葉は明るく、表情も晴れやか。「出てみたいです。フルイニング。やってみたいし、経験してみたい」と目を見開いた。 負担の大きい遊撃手での直近の全試合フルイニング出場は16~18年の田中(広島)、ルーキーイヤーの17年から2年連続の源田(西武)がいる。「しんどいっすよね」と挑戦しがいのある課題とした。「計画を立てながらやりたい」と今後は経過を見ながらダッシュ、打撃練習とペースアップを予定。開幕に向け、体重も4キロ増の102キロが目安だ。何かをやってくれそうな背番号24。やる気に満ちあふれている。(長田 亨) 〇…吉田が「秋田の星」として輝くことを誓った。地元の秋田・潟上市のふるさと応援大使に就任することになった右腕。「秋田は石川(ヤクルト)さんだと思うんですけど…」と大先輩のレジェンド左腕を立て「少しでも近づけるように。頑張って、野球で盛り上げられれば」と意気込んだ。今季は救援で50試合登板と復活し、終盤に負った右肘の疲労骨折からリハビリ中。「最近はサキホコレというお米が出て、おいしいと思います」とPRしていた。
報知新聞社