キングス戦で劇的な決勝弾を決めたマレー「ショットを連続で落としても、アグレッシブでいないといけない」<DUNKSHOOT>
現地時間12月16日(日本時間17日、日付は以下同)、「エミレーツNBAカップ2024」でグループリーグ敗退に終わった22チームによる追加試合として6試合が開催され、デンバー・ナゲッツは敵地ゴールデン1・センターでサクラメント・キングスと激突した。 【動画】手に汗握る接戦となったナゲッツvsキングス戦ハイライト! 試合は第1クォーターでナゲッツが41-21といきなり20点のリードを奪うが、3連勝中のキングスがディアロン・フォックスとデマー・デローザンを中心に反撃を仕掛け、第3クォーターに逆転に成功。波に乗るキングスは、7点リードで迎えた最終クォーター残り4分10秒にフォックスのフローターで119-109と10点差をつけた。 しかしナゲッツはニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレー、ラッセル・ウエストブルックらが加点し、残り1分15秒に再逆転(123-122)に成功する。 残り75秒間で7度もリードが入れ替わる大接戦に終止符を打ったのはマレー。1点を追う残り8.6秒に相棒ヨキッチとの2メンゲームからフォックスのマークをずらして決勝弾のプルアップジャンパーを沈め、130-129で勝利をモノにした。 ナゲッツはマレーが28得点、6アシスト、アーロン・ゴードンが24得点、7リバウンド、ヨキッチが20得点、14リバウンド、13アシストのトリプルダブル、ウエストブルックが18得点、9リバウンド、10アシスト、3スティール、ジュリアン・ストローサーが13得点、4リバウンド、マイケル・ポーターJr.が11得点、10リバウンドをマークした。 勝利の立役者となったマレーは試合後のインタビューで次のように語っていた。 「自分のプレーを続けていかないといけないんだ。僕は確か5本連続で手応えがあったショットをミスしていた。けど打ち続けて、次の5、6本を立て続けに決めたと思う。試合中にショットを連続で落としても、アグレッシブでいないといけない。最後のショットは最高だった。僕らが勝利を掴めて良かったよ」 この試合でマレーは両チーム最多の26本のショットを放ち、フィールドゴール成功率42.3%(11/26)、3ポイント成功率50.0%(4/8)を記録。第3クォーターには5本のショットをすべてミスしたが、最終クォーターで3本の3ポイントをノーミスで決め切るなどフィールドゴール成功率71.4%(5/7)で計15得点と、抜群の勝負強さを見せつけた。 そしてマレーはチームの現状に好感触を得ていた。 「僕らは自分たちのリズムを掴み始めているところだと思う。ここ2、3試合、試合の大部分でいいディフェンスができている。どのクォーターでも、いいスタートが切れるようにトライしているところなんだ」 3連勝のナゲッツはウエスタン・カンファレンス5位の14勝10敗(勝率58.3%)で4位のダラス・マーベリックスとは2ゲーム差。チームは19日にウエスト13位のポートランド・トレイルブレイザーズ(8勝18敗)、22日には最下位のニューオリンズ・ペリカンズ戦(5勝22敗)とアウェーで対戦する。下位相手に着実に勝利して連勝を伸ばしていきたいところだ。 文●秋山裕之(フリーライター)
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