【おとなの相談室】ストレスの正体は何?戦略的に「休む」ことで体を休め、パフォーマンスを上げる
◆どうにも立ち直れない変化があった場合は でも、例えばペットロスやお身内に不幸があるなどどうにも立ち直れない変化があった場合はどうすればいいのでしょうか。こういった出来事から立ち直ろうとして、まっすぐ気持ちに目を向けてもそう簡単にはいかないでしょう。 悲しいことは事実で、事実は事実で泣いても大丈夫です。向き合って、それが辛くて仕方ないとなったら、その時は「意識を違うことに向けてみる」しかありません。 視点や意識を別に向ける……例えば、犬と通った散歩道から、別の道に変えて散歩をしてみるとか……「意図的に、これまでとちょっと違うこと」を意識して選んでいくなど。体を動かすことも大切です。 これは全般に言えることですが、思考がぐるぐると迷子になっているときは、むしろ身体を使ってあげましょう。休もう休もうとしても、色々悩んでしまう、心配してしまってかえって休まらない状況ならば、運動しましょう。散歩でも構いません。 モチベーションは、動くことで上がっていくものなのです。敢えて何か動いていくということも休息として、「ストレス対策」に取り入れてみて下さい。
渡部貴子