【おとなの相談室】ストレスの正体は何?戦略的に「休む」ことで体を休め、パフォーマンスを上げる
◆ストレスの対処法 ストレスは、何かに対する「恐れ」が原因です。何を恐れているのか、どんな風に疲れているのか?何故気力や体力が失われていくのか……細かくかみ砕いて分析し、そのうえで対処する必要があります。ストレスの対処法として一番いいのはこの自問自答、「自分との対話」です。(※これが厳しいときには別の対処法もあります。※後述) 時間を取って、じっくり心と体を休めることが急務になります。 「体に不調をきたしているわけでもないのに休みづらい」という方もいると思いますが、ストレスが溜まり過ぎないように日々生活する「予防策」に、「戦略的に休息をとる」という施策があります。 日頃から戦略的に休憩することで、自分を冷静に見て「何がストレスになるのか」「どのくらいで休むべきなのか」を知るのに効果的な方法です。 やり方は簡単で、1日の中で「仕事をしない」時間を決めるだけ。此処は絶対に休む(仕事・家事・せねばならないことを止める)と決めて、習慣化します。 1週間・1ヵ月単位でも同様に「休み」を決めましょう。ストレスが溜まり過ぎる人は休みの取り方が下手な傾向にあります。周囲の状況に合わせ、全体を見て……と考えていると結果、いつでも休めないという状況になってしまうのです。
◆見直すときのポイント 先に「時間」で決めて、後は定期的に見直していきます。 見直すときのポイントは、休んだ後のパフォーマンスを振り返って「気分が切り替わっているか」「遊ぶ気力が出てきたか」「湧いてくる感情が変わったか」の確認をすることです。ここに良い変化が表れていたら、そのまま続けます。 気力がわかない場合はもう少し休み方を変えます。「小刻みに休む」ないし「1週間くらい長期の休みが必要」かを試してみましょう。 休息の取り方や必要な量は人によって違います。自分でしか分からないので、自分自身でトライしていきましょう。休み方以外にも、小さなストレスを知る=自分の感情をしっかり見てあげて、「嫌だな」という気持ちが何に沸いているのか検討したいところです。 精神疾患も含めて、病気は「環境のストレスが要因」というケースも多くあります。小さな積み重ねでストレスをためていくことも……。何が原因か?分からない場合は、前回少しお話しましたが、逆に自分の「好き」を探すことで理由が分かったり改善したりするケースもあります。