世界5位のルバキナがイバニセビッチ氏をコーチに招聘!「彼は指導者としての経験も豊富だから」と期待<SMASH>
現在開催中の女子テニスシーズン最終戦「WTAファイナルズ」(11月2日~9日/サウジアラビア・リヤド/ハードコート/FIN)に出場している世界ランク5位のエレーナ・ルバキナ(カザフスタン/25歳)が、大会開幕前の記者会見で四大大会史上最多の24勝を誇る元世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現4位)の元コーチであるゴラン・イバニセビッチ氏(クロアチア/元2位/53歳)をチームに迎え入れたと発表した。 【動画】ルバキナがパオリーニに敗れたWTAファイナルズ初戦のハイライト 今季は1月の「ブリスベン国際」(WTA500)、2月の「ムバダラ・アブダビ・オープン」(WTA500)、4月の「ポルシェ・テニス・グランプリ(WTA500)」のツアー3大会で優勝し、「ウインブルドン」(四大大会)でも4強進出と好成績を残していたルバキナ。しかし一方でケガや体調不良による欠場または途中棄権も計10大会と非常に多かった。 また8月下旬には19年から約5年間にわたって師事したステファノ・ブコフ氏との師弟関係を解消。19年から今年3月までジョコビッチを指導した名将イバニセビッチ氏を新コーチに選んだ。WTA公式サイトによると、ルバキナとイバニセビッチ氏は来たるプレシーズンから正式にタッグを開始するという。 会見でルバキナはイバニセビッチ氏を招聘した経緯について「私にとっては、もっと良くなることが重要だったので、エージェント(代理人)の助けを借りて私たちはつながり、仕事を始めることにした」と説明。「このパートナーシップを本当に楽しみにしている。彼は素晴らしいチャンピオンだと思うし、指導者としての経験も豊富だから」と、名コーチと新たなスタートを切ることへの期待感を語った。 9月の全米オープンを最後に公式戦ではプレーしていなかったものの、予定通りファイナルズには出場を果たしたルバキナ。大会初日の現地2日にはグループリーグ初戦を迎えたが、ジャスミン・パオリーニ(イタリア/4位)に6-7(5)、4-6で敗れた。次戦はジェン・チンウェン(中国/7位)と顔を合わせる。 文●中村光佑