〈懲役9年〉「中2の春に理科準備室で…」「卒業後もラブホテルに連れ込まれた」被害者A子さんが初公判で証言 準強姦致傷で逮捕の練馬区わいせつ校長(57)の「鬼畜の仕業」
理科実験室で全裸で寝かされて…
北村被告の初公判が行われたのは、11月20日のことだ。同日午後、かつて壮絶な性被害に遭ったA子さんの証人尋問が遮蔽措置のもとで行われた。 中1の頃から公立トップ高を目指していたA子さんは、学年主任だった北川被告の進路相談を受ける立場だった。部活動の傍ら学習塾に通い、日々勉学に励んでいた彼女は、異性と性行為をした経験は皆無。部活動の顧問でもあった北川被告は、当初から従順なA子さんに目をつけていたようだ。 「(北村被告が身体を触れられるようになったのは)中2の春。『身体のメンテナンスをしてあげる』みたいな文句で呼ばれました」(A子さん) 第一理科準備室は、理科の教師だった北村被告の私物などが置かれ、他人が踏み入ることがない“城”だった。A子さんは週1回以上部屋に呼ばれ、マッサージと称して太腿などを触られた。教師として尊敬していた北村被告についてA子さんは「心底嫌な人になった。軽蔑していました」と語り、悔しさを滲ませる。 中2の夏になると、次第に行為はエスカレートしていった。 「直接下着の中に手を入れて触られるということがありました。されていることを見るのが嫌だったから、その辺を視界に入らないようにしていました。中2の秋になると、(北村被告から)『脱いで』と言われるようになった」(同前) 理科準備室で北村被告が手にしていたのは、電動マッサージ器とピンクローター。いつの間にか部屋にはソファベッドが設置され、彼女は促されるがまま全裸で寝かされた。 「服を脱がされて陰部を触られて。マッサージ器は強い振動があるので、下腹部が痛かったです。ローターは入れるときに痛いと思った。振動も嫌だなと不快だった。膣に無理やり入れるときに、何か引き裂かれる感じはありました。痛みは、2、3日。耐えるしかない痛みだった」(同前)
内申書に響くから、部活を辞められなかった
検察官がA子さんに対し、「嫌という気持ちを証人が被告人に伝えたことは?」と繰り返し尋ねると、彼女は当時の葛藤を吐露した。 「伝えていません。勇気がなかったのと、言ったら被告人が不機嫌になるんじゃないかなと。関係が悪くなってしまうと、今後の中学校生活でいろいろ不便だと思ったんじゃないかな。(北村被告とは)部活動だったり、うまくコミュニケーションがとれないと他の人に影響してしまうからと思った」 それでも部活動を辞めることなく続けたのは「内申書に響くから」という理由だった。次第に彼女は「中学校生活の間だけやり過ごせばいいんだ」と心に決め、無言の抵抗を続けた。 「自分の中で精一杯の表現、表情をしたり、あとはできるだけ被告人のことを手で押してみたり、体を捻ってみたりそのときできる精一杯の抵抗はしました。『部活のメニューの相談をしよう』ということで理科準備室に行かされ、全裸で陰部を触らされる。『やっぱりこうなんだ』と思いました。されているときは、この時間が早く終わるようにと思っていました」 校長室から押収された動画には、北村被告がA子さんに陰茎を挿入するシーンが収められていた。当時、北村被告はA子さんに対し、性行為の意味をこう告げていた。 「好きな人とやることをやるって素敵なことなんだよ。運動にも効果がある。(性行為は)使っている脳の部分が違うから、違う部分を使うことで勉強の能率が上がるよ」 純粋なA子さんは「理科の先生が言っていることだから、本当のことかなと思いました」と当時を振り返る。キスをされ、「好きだ」と好意を告げられる日々。蛮行の現場は理科準備室だけはなかった。
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