今年こそ充実の夏休みに!勉強&宿題計画を立ててみませんか?【教えて!赤ペン先生】
3.計画の立て方
夏休みといえば、宿題がありますので、まず、やらなければならないことの全体を把握して、計画を立てましょう。 可視化するために、全部書き出してみるとよいと思います。それに、苦手なところ、つまずいているところの復習を組み込みます。お子さまと相談しながら、何日間で取り組むかを決めて、負担にならない程度に割り当てます。 夏休みの宿題には、ドリルやプリントなど、1学期の学習内容が理解できているかどうかを確認するものもあるので、それらには、夏休みの最初に取り組むようにしましょう。 宿題をしながら、苦手なところの復習ができるので、一石二鳥です。 わからないところがあれば、その都度、教科書に戻って確認し、時間に余裕があれば、基本的な問題に取り組むなどして、基礎固めができるとよいですね。 その際は、「1日ドリル2ページ」などと具体的に設定すると、やり終えるたびに、達成感も得られます。 ここでの留意点は、「次は、応用問題も!」などと欲張りすぎないことです。 基礎が理解できていれば、徐々に応用力もついていくので、「基本を理解すること」をゴールにするとよいと思います。 「わかった」「できた」という良い印象で終わらせることが、2学期以降のやる気と自信につながります。 また、計画を立てても、そのとおりに進まないことは往々にしてあります。 うまくいかない場合は、取り組む分量や時間帯を見直して、実行しやすい計画に変更しましょう。あらかじめ、予備日を設けて、ゆとりのある計画にしておくと融通がききますよ。
まとめ & 実践 TIPS
お子さまにとって夏休みは、「やるべきこと」をするだけではなく、普段はなかなかできない「やりたいこと」ができる貴重な期間でもあります。 お子さまが、いきいきと目を輝かせる経験こそが、自信を持って、前向きに、2学期からの学習に取り組める底力になるのだと思います。 保護者のかたは、お子さまの意思を尊重しながら、お子さまの《やりたい気持ち》を刺激するようなサポートができるとよいですね。