台湾東部・花蓮近海でM5.4 気象署「4月の地震の余震」
(台北中央社)中央気象署(気象庁)は14日、午前10時38分ごろに起きた東部・花蓮県近海を震源とするマグニチュード(M)5.4の地震について、今年4月3日に起きたM7.2の地震の余震だとする見方を示した。地盤が緩んだ恐れがある他、台風25号が接近しているとして、警戒を呼びかけている。 気象署地震観測センターの廖哲緯氏は、4月の地震の震源と約6キロしか離れていなかったと指摘した。その一方で今回の地震の震源の深さは30.5キロだったとし、4月の地震より約8キロ深いため、影響があった地上の範囲は比較的狭かったと語った。 また1999年9月21日に起きた台湾大地震の余震は約3年間続いたとした上で、4月の地震の余震がどのくらい続くか、同センターが注視を続ける方針を示した。 同センターの統計によれば、4月の地震発生以降この日までの本震と余震を合わせた地震発生回数は1746回。うちM5以上M6未満は95回起きたという。 (張雄風/編集:齊藤啓介)