初めてのミッドナイト競輪に戸惑う新人レーサーはG1出場中の兄を追い輪界入り「先行で頑張っていきたい」
佐世保競輪場のミッドナイト「オッズパーク毎日山分け杯(F2)」が14日、2日目を迎える。3Rのチャレンジ準決勝に出走する志田愛希飛(22歳・富山=125期)に話を聞いた。 初日4Rをロングスパートから逃げ切った125期の志田愛希飛。これで本格デビュー後の初日は負けなしの5連勝。ここまで準決勝でも負けていない。5連続決勝進出を目指す。 「佐世保のバンクは結構軽くて回る感じがある。それよりもミッドナイトが初めてなんですが、時間の使い方が難しい。先輩たちにもいろいろと聞いたんですけどね。この時間帯にレースをするのは大丈夫。自由時間が長過ぎて…。寝てるか、同期としゃべるしかない。なんかダラダラとしてしまって逆に疲れちゃう感じ」 2節あったルーキーシリーズを含めて7節目の今回が初のミッドナイト。アップまでの時間がこれまでよりも段違いに長い。新人選手はこういった初体験を経て成長していく。 志田の兄はオールスターに出場中の志田龍星。サッカーをやっていて自転車競技経験がなかった愛希飛は、家族で兄のルーキーシリーズを名古屋競輪場で観戦し「カッコいい」と一目惚れ。兄の背中を追って輪界入りした。 「ダッシュタイプだと思う。先行で頑張っていきたい。兄のように上で活躍出来るようになりたいです」 将来は特別競輪に兄弟同時出場なんてことも。そんな未来を目指して、一歩一歩、力をつけていく。(netkeirin特派員)