「ここ2、3年は先発出場が少なかったのに…」マンUレジェンドがデ・リフト獲得に懸念を表明
英メディア『Sky Sports』などが現地時間12日、マンチェスター・ユナイテッドがオランダ代表DFマタイス・デ・リフトをB・ミュンヘンから獲得することで合意したと報じた。これに対し、クラブのOBであるリオ・ファーディナンド氏が自身のYouTubeチャンネル『リオ・ファーディナンド・プレゼンツ』を通じて懸念を表明した。 【一覧】プレミアリーグ 2024/25夏の移籍情報 全20クラブ 『Sky Sports』によると、同じくB・ミュンヘンのモロッコ代表DFヌサイル・マズラウィと共に、デ・リフトはメディカルチェックを受けるためすでにキャリントンに到着しているようだ。また、金曜日に行われるフラムとの開幕戦に出場するためには、木曜正午までに登録される必要があるという。 アヤックス・アカデミー出身のデ・リフトは、2017年に17歳の若さでトップチームデビューを果たす。以降はユベントス、B・ミュンヘンと名門チームを渡り歩き、それぞれのクラブで重要な役割を担ってきた。2023/24シーズン序盤は怪我に苦しんだが、今年1月~3月にかけては多くの試合で輝きを放っていた。 しかしファーディナンド氏は、デ・リフトに対して次のように語る。「彼は怪我が多く、ここ2、3年は先発出場が少なかったのに、ユナイテッドは彼に4500万(約85.5億円)~5000万ポンド(約95億円)を費やそうとしている。彼がチームに入ってきて、何か変化をもたらすだろうか?彼にとって大きな挑戦であり、すべての視線が彼に集まるだろう。そこには大きなプレッシャーも生じるはずだ。2つのビッグクラブで過ごした彼の過去のシーズンは、我々が予想していたほどうまくいかなかったこともあり、この契約には多くの不安要素があると思う」 昨季のユナイテッドは、DFラインに大きな不安を抱えていた。とりわけCBは守備の要であるリサンドロ・マルティネスをはじめ、ラファエル・ヴァランやジョニー・エバンスらが負傷離脱した。守備陣が手薄となった昨季の状況を振り返ると、OBが怪我がちな選手獲得に懸念を示すのは理解できる。その上、今季も新加入のレニー・ヨロがシーズン開幕前に怪我でしばらく戦線を離れることが分かっている。 チームを率いるエリック・テン・ハフ監督は、ファーディナンド氏の不安を杞憂にすることができるだろうか。
フットボールチャンネル編集部