【マジか・・・】51万5千kmを走破したアストンマーティン V8ヴァンテージを400万円弱で購入したツワモノとは?
アストンマーティン V8ヴァンテージ(Aston Martin V8 Vantage):驚きの走行距離。
英国車全般がそうであるように、アストンマーティンは信頼性の高いクルマとは考えられていない。この人目を引く2006年式アストンマーティン V8ヴァンテージは、その逆を証明している!
長距離ランナー、マイレージイーター、キロメートル王:走行距離が特に多い車は、しばしばある種の魅力を放つ!我々は最近、700万kmという驚異的な走行距離を記録したクラシックメルセデスのタクシーを紹介したがスポーツカー、しかもイギリス車はむしろ例外である! しかし、人生ではよくあることだが、古い格言が当てはまる。そして、ここで紹介する「アストンマーティン V8ヴァンテージ」は、間違いなく例外である。このオレンジ色の固体は2006年製の「V8ヴァンテージ」で、英国ブランドのファンなら、この「ヴァンテージ」が後に登場した「ヴァンテージS」のスカートを後付けしたものであることに気づくだろう。
V8ヴァンテージはワンオフ
オレンジのペイントとオレンジのレザーというカラーコンビネーションは、とりわけ特別なものだ。ドアシルのバッジによれば、この「V8ヴァンテージ」はワンオフである。しかし、本当のハイライトは走行距離だ。 まずは、ちょっとしたV8ヴァンテージの歴史の勉強から始めよう。「アストンマーティン ヴァンテージ」は2005年に市場に登場し、2017年まで、さまざまなバージョンが製造された。発表当時、ヘンリック フィスカーがデザインした最後のアストンはエントリーモデルだった。当時の競争相手は「ポルシェ911(997)」、「フェラーリF430」、「ランボルギーニ ・ガヤルド」だったが、アストンマーティンはベース価格が10万ユーロ(約1,650万円)以下と、少なくともイタリアのライバルたちに比べれば格段に安かった。
385馬力のV8自然吸気エンジン
当初、「V8ヴァンテージ」には4.3リッター自然吸気V8エンジンが搭載されていた。これはジャガーのエンジンをベースにしていたが、アストンマーティン用に大幅に再設計されたものだった。出力は385馬力とされ、6速マニュアルギアボックスまたは6速オートマチックトランスミッションを介して後輪に供給された。しかし、パワーだけでなく、それ以上に重要だったのはサウンドで、端的に言えば、それは死ぬほど素晴らしいものだった。特に「V8ヴァンテージ」の初期モデルは、鼻水が出そうなほど素晴らしいサウンドだった。 非常に長い生産期間中、「ヴァンテージ」は改良と開発が繰り返され、数多くの特別モデルも登場した。2008年からは4.3リッターV8から4.7リッターV8に変更され、2009年からはエントリーモデルとして設計された「ヴァンテージ」にも6.0リッターV12が設定された。