大谷翔平“今年の漢字”は「一」 二刀流については「いつか投手か打者かどちらか1本に絞る時が来る」こと想定も「長く続けたい」と明かす
メジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースへの移籍1年目でワールドシリーズを制し、2年連続でMVPに輝くなど大活躍の1年だった大谷翔平選手。 日本時間の10日、複数の活字メディアによるオンラインの音声インタビューに応じ、その中身が明らかになりました。 28分間のインタビューで語られたのは、二刀流への思い。 ワールドシリーズ第2戦目で盗塁を試みた際に左肩を痛め、手術をした大谷選手。 現在のリハビリ状況については、「可動域、肩のショルダーモーションの可動域を広げるというか、元に戻している作業をやりつつ、投げる方はある程度投げ始めているので、70マイル(約112.7km/h)くらいですかね。打撃の方はまだ構えるくらいの感じでしかやってないです」と話しました。 来シーズンの二刀流復帰に期待がかかりますが、指揮官のロバーツ監督は「まだ二刀流は正直難しいと思う。もちろんバッターとしての出場は予定している」と2025年3月に日本で行われる開幕シリーズでの二刀流復活に慎重な姿勢を見せていました。 大谷選手自身は二刀流の復帰時期について、「なるべく早く復帰するところに焦点を当てたいですし、それが開幕というのが選手としては一番早いところではあると思うので。自分としては最短を目指していきたいと思っていますし、トレーナーとしては慎重に事を進めたいなというそのバランスがお互いに大事なのかなと思っています」と話しています。 インタビューを行った1人の野球専門メディア「FullCount」の小谷真弥さんは、取材時の大谷選手の様子を「声の調子とかはシーズン中でタフなときとかよりも、かなりリラックスした感じが伝わってきました。二刀流に関する質問が多かったんですけど、いつか投手か打者かどちらか一本に絞るところが来ると思うんですけど、そういったことを想定して日頃からプレーされているというのはかなり驚きました」と話します。 小谷さんも驚いたという大谷選手の二刀流へのこだわり。 大谷翔平選手: 自分の中では二刀流というのを今までやってきて長く続けたいという思いはある。ただ、どちらかにせざるを得ないタイミングがもし来たとしたら、どちらにしても対応できるような準備をしっかりしておく必要があるのかなと思います。 また、小谷さんはこんな質問をしたといいます。 FullCount・小谷真弥さん: 来シーズンにかけてピッチャーとして復帰する中で、盗塁数が減ると予想されてるんですけど、そこを大谷翔平はどう考えているのか聞きました。 「来シーズン盗塁が減るのでは」という声について、大谷選手は「例え投手として投げていたとしても、進塁した方が可能性が高いのであれば、もちろんいく準備はしたいなと思っています」と話したといいます。 また、小谷さんによると、2024年の漢字を聞かれた際に大谷選手が笑っていたといいます。 大谷翔平選手: 久々にその質問来ましたね、ふふふ、何ですかね。1個?「一」じゃないですか。優勝の一番になったということと、移籍1年目だったということと。 大谷選手が笑ったのにはある理由がありました。 FullCount・小谷真弥さん: 日本ハムの時に、毎年オフの1月の始動の時に毎年聞かれていたことで、それをメジャーに移動してから初めてそういう質問をされたので、久しぶりに来ましたねという感じだったので、楽しんでましたね。