アモリム監督の招へいを狙うマンU、契約解除金の支払いを決断か…プロジェクト面ではすでに合意済み?
プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、スポルティングを率いるルベン・アモリム監督の招へいに向け違約金の支払いを決断したようだ。29日、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏がX(旧Twitter)で伝えている。 2022年4月にエリック・テン・ハフ監督が指揮官へと就任したマンチェスター・ユナイテッド。名門の再建を託された同監督は、1年目からカラバオカップ優勝を飾ってタイトルを手に入れた。しかし、2年目の昨シーズンはFAカップ制覇を成し遂げたものの、プレミアリーグではクラブ最低順位を更新する8位に低迷。3年目の今シーズンも開幕からスタートダッシュに失敗し、9試合を消化したプレミアリーグで3勝2分4敗の14位に低迷しているほか、ヨーロッパリーグ(EL)では3節を終えて未勝利が続いている。この結果を受け、マンチェスター・ユナイテッドは28日にテン・ハフ監督の解任を発表。後任となる指揮官に大きな注目が集まっている。 当面は今夏からコーチを務めているルート・ファン・ニステルローイ氏が暫定的に指揮を執ることが決定。複数の現地メディアは“赤い悪魔”がアモリム監督の招へいに動き出していると報じていたが、ロマーノ氏によると両者の交渉に進展があったようだ。アモリム監督はスポルティングとの契約を2026年6月末まで残しており、招へいには契約解除金1000万ユーロ(約17億円)の支払いが必要である模様。ロマーノ氏は、「スポルティングはマンチェスター・ユナイテッドからアモリム就任の正式な連絡があったことを確認した」と伝えつつ、契約解除金の支払いが決定したと指摘した。 また、アモリム監督本人も同クラブの提案とプロジェクトに同意していると説明。正式な手続きの進行に向け連絡を取り合っている段階と述べている。 さらに、イギリスメディア『TEAMTALK』は、アモリム監督がマンチェスター・ユナイテッド上層部へスポルティングに所属する3選手の獲得を進言したと報道。ポルトガル代表DFゴンサロ・イナシオ、イングランド人FWマーカス・エドワーズ、ポルトガル代表FWペドロ・ゴンサウヴェスの引き抜きを画策していると報じた。
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