【きょう(月)の天気】冬らしい天気・寒さに 寒気のピーク過ぎるも北陸から北は雪や雨続く 太平洋側は冬晴れ
週末は冬型の気圧配置が強まり、今季一番の強い寒気が流れ込んだ。きょう9日(月)は寒気のピークを過ぎるが、北日本を中心に冬型の気圧配置が続きそうだ。太平洋側は冬晴れになる一方で、北陸から北を中心に雪や雨が続く見込み。各地、冬らしい寒さが続きそうだ。
雪・雨のピーク過ぎるも 北陸から北はしぐれ模様
週末は、日本海側の山沿いを中心に積雪が増加し、24時間降雪量は藤原(群馬)で53センチなど関東の山沿いでも50センチ以上一気に降った(きょう(月)午前5時現在)。初雪ラッシュになり、西日本や関東でも今季初めて初雪を観測した。 【週末の初雪の便り】 7日(土) 宇都宮 8日(日) 広島、松江、福井、金沢、富山、前橋
きょう(月)は、降り方が弱まるものの、新潟から北の日本海側を中心に断続的に雪や雨が降り、ふぶく所もありそうだ。北陸の平地では、土砂災害の危険度の高い状態が続くため、少しの雨でも警戒を続けたい。西日本の日本海側は、午前中に雨や雪の止む所が多くなるものの、山陰でにわか雨がある見込み。積雪や路面の凍結などに注意したい。
太平洋側は、広い範囲で冬晴れになり、空気を潤す雨が降らない見込み。乾燥が進み、東京都心は湿度が25%くらいまで下がりそうだ。火の取り扱いやお肌の乾燥などには気をつけたい。
本格的な冬の寒さ続く
けさは、今季一番の冷え込みが続出し、最低気温は名古屋で2.7℃、東京都心で3.1℃など、都市部でも霜が降りてもおかしくないほど冷え込んでいる。全国の半分以上の観測所で冬日(最低気温0℃未満)になり、水戸や八王子(東京)など今季初めて冬日になっている。(午前5時現在)
最高気温は、きのうと同じか少し高く、関東から西は13℃前後、北陸や東北では6℃くらい、北海道で2℃前後になりそうだ。東京都心は13℃と、師走らしい寒さが続く予想。北日本を中心に冷たい風が残る見込み。次の週末はまた一段強い寒気が流れ込み、寒さが一層、増しそうだ。今週も冬本番の寒さ対策が必要になる。 (気象予報士・丸田絵里子)