【9日(月)の天気】全国的に冬の寒さ続く 東京は朝4℃予想 乾燥する太平洋側は火の元注意
8日(日)は強い寒気の影響で、東日本の山沿いや北日本で積雪が増加した。また、広島などで初雪を観測し、西日本にも本格的な冬が到来している。9日(月)になると雪のピークは一旦超えるが、全国的に寒さは続きそうだ。
強い寒気 朝は今季一番の冷え込みの所も
9日(月)の朝は寒気の流れ込みが強まり、晴れる地域は放射冷却の影響も加わるため、今季一番の寒さの所も多くなる。東京の最低気温は4℃予想で、朝の通勤通学時はダウンジャケットが必要なくらいの寒さとなりそうだ。また、北日本だけでなく、西~東日本の内陸も広い範囲で氷点下に。宇都宮で-1℃、甲府で-2℃、熊本で0℃の予想。特に積雪している地域では路面が凍結しやすいため、車の運転などに注意が必要だ。 日中の気温もあまり上がらず、西~東日本では10℃を少し上回る程度に。8日(日)と比べると風がやや落ち着くものの、空気が冷たい一日となりそうだ。北海道の内陸では朝から晩まで氷点下の所も多く、旭川の最高気温は-1℃予想と厳しい寒さになる。
太平洋側は空気カラカラ 乾燥注意
冬型の気圧配置が少しずつ緩むため、日本海側の雪や雨は降る範囲が狭くなり、降り方も落ち着く予想。だが、ここ数日でまとまった雨が降った北陸は、土砂災害の危険度が高まっている地域がある。少しの雨でも土砂災害に注意・警戒が必要だ。また、東日本の山沿いや北日本では、週末に積雪が急増した所もあるため、なだれに注意したい。 関東から西の太平洋側は晴れる所が多く、天気の大きな崩れも無く洗濯日和に。空気が乾燥し、日中の湿度は30%前後まで下がる所が多い。空気の乾燥が続くと木材の水分も減り、火が燃え広がりやすくなる。いつも以上に、火の取り扱いには気を付けたい。 (気象予報士・小林雅美)