日本海側は積雪急増も 晴れる太平洋側も師走らしい寒さ続く 14日以降は関東なども真冬並みの寒さに
きょう（日）は、北陸や関東北部の山沿いで雪の降り方が強まって、積雪が一気に増える所がある見込み。車の運転や、なだれに注意が必要だ。あす（月）は、いったん雨や雪の範囲が狭くなるものの、日本海側はこの先も寒気の影響を受けやすく、14日（土）以降は冬型の気圧配置が強まって荒れた天気となるおそれがある。晴れる太平洋側も、師走らしい寒さが続き、強い寒気が流れ込む土曜日以降は関東から西も最高気温が10℃に届かず、真冬並みの寒さになりそうだ。
北陸や関東北部の山沿い 大雪に注意
日本海側は寒気の影響で広い範囲に雨雲や雪雲が流れ込んでいる。きょう（日）の夕方にかけても、北陸や関東北部の山沿いでは雪の降り方が強まる所がある見込み。群馬県のみなかみ町藤原では、午後2時までの6時間で降った雪の量が34センチとなるなど、一気に雪の積もった所がある。
夕方にかけても積雪が急増する所があるため、路面状況の悪化などに注意が必要だ。北陸の平野部でも夜にかけて湿った雪に変わる所もあるが、断続的に雨の所が多くなりそうだ。これまでの雨で地盤の緩んでいる所もあるため、少しの雨でも土砂災害に警戒が必要となる。風も強いため、ふぶきによる見通しの悪化や、強風、高波にも注意が必要だ。
日本海側は再び荒れた天気も 土曜日以降は強い寒気
あす（月）になると、冬型の気圧配置は緩んでいき、雪や雨の範囲は狭くなりそうだ。ただ、火曜日以降も北陸や北日本の日本海側では雨や雪が降りやすく、水曜日以降は北陸でも雪の範囲が広がって、松江など西日本の日本海側でも雨や雪となりそうだ。14日（土）以降は、冬型の気圧配置が強まって、強い寒気が西日本や東日本にも流れ込む見通し。日本海側では広い範囲で雪や雨となり、荒れた天気となるおそれがある。
晴れる所も真冬並みの寒さに
晴れ間の出る太平洋側も、今週は師走らしい寒さが続き、15日（日）は東京や名古屋でも最高気温が9℃と、真冬並みの寒さになりそうだ。朝の冷え込みも強まって、東京でも2℃くらいまで下がる見込み。冬本番の寒さと空気の乾燥も続くため、体調を崩さないように気をつけたい。 （気象予報士・及川藍）
