横浜Ｍ―名古屋　前半、チーム２点目のゴールを決め喜ぶ名古屋・三国（左）

◇９日　ルヴァン杯準決勝第１戦　横浜Ｍ１―３名古屋（日産スタジアム） 　名古屋グランパスは、前半にＣＫから挙げた２点で優位に試合を進め、後半にも途中出場のＦＷ山岸祐也のゴールで３得点。横浜Ｍが誇る強力な攻撃陣を１点に抑え、敵地で２点差をつけて先勝した。１３日にホームの豊田スタジアムで行われる第２戦で引き分け以上、敗れても１点差なら優勝した２０２１年以来、３大会ぶりの決勝進出が決まる。 　立ち上がり早々、グランパスが先手を取った。前半３分、ＤＦ徳元悠平のＣＫをゴール前でＭＦ椎橋慧也が頭で合わせて先制。同１４分にもＤＦ徳元のＣＫに１９３センチの長身ＤＦ三国ケネディエブスが飛び込み、打点の高いヘッドをたたき込み、２―０とした。その後は横浜Ｍが反撃に出て、同３１分に左サイドからＤＦ松原健のクロスをＦＷアンデルソンロペスがかかとで押し込み、１点差に詰め寄られた。 　２―１で折り返すと、後半１０分には相手ＣＫからのこぼれ球をゴール前のＦＷアンデルソンロペスが蹴り込んだが、右ＣＢのＭＦ内田宅哉がゴール手前で間一髪クリア。攻勢に出る相手に押し込まれる時間が続いたが、後半３１分には左サイド深くで得た自らのスローインを起点に、徳元がクロス。山岸が豪快なヘッドでネットを揺らした。 　徳元の３アシストの活躍もあり、アウェーで難敵を撃破。ホームでの次戦に弾みを付けた。