【バレー】WD名古屋が2連勝で暫定首位、VC長野がSTINGS愛知に歴史的な勝利 SVリーグ男子
バレーボール大同生命SV.LEAGUE男子は12日と13日で第1節のGAME1、2が東京体育館等で実施された 13日時点ではGAME1、2を連勝したWD名古屋が1位、日鉄堺BZが2位となっている。なお、第1節終了時の順位は14日に行われるサントリーvs大阪Bの結果で決まる。
東京GBvsWD名古屋のGAME1はオープニングセレモニーとしてテーマソング「北斗七星」を東京グレートベアーズのために制作した東京スカパラダイスオーケストラが生演奏を披露 また、グレートベアーズの親会社株式会社ネイチャーラボのDianeイメージキャラクター 本田翼さんが昨シーズンに引き続き始球式を実施、記念すべきSV.LEAGUEホーム開幕戦に華を添えた。 GAME1の第1セットは新加入のムザイ、フェレイラのブロックポイントでブレイク(自サーブ時に得点をすること)を取った東京GBが序盤リードをするが、新加入のアブデルアジズ(ニミル)のアタックでブレイクを取り返すなど競り合いの展開となる。 終盤に「ビーチバレーシーズンが終了してから合流して10日目」のルーキー水町がリリーフサーバとして登場すると威力のあるサーブでサーブポイントを含む連続ブレイクで突き放し第1セットをWD名古屋が取った。 第2セットはWD名古屋が終始先行する形で終盤を迎え、山崎のサーブポイントでセットを取り切った。 第3セットは東京GBがスタートセッターを深津から今橋に、第1、2セットは途中から柳田と交代出場していたルーキー後藤をスタートから起用。WD名古屋が中盤リードをするも新加入のミドルブロッカー大竹の緩急のあるサーブで相手を崩し逆転。 最後は王のフェイントを後藤がブロック着地後にカバーして拾いそのままアタックで得点し東京GBがセットを取り返した。 第4セットは中盤ニミルのサーブローテーションでラリーを優位に進めアタックをニミルに集める形でブレイクを取ったWD名古屋が抜け出す。 東京GBは深津とアウトサイドヒッター亀山の2枚替えでオポジットのムザイを外し、3アウトサイドヒッターの形にするなどきっかけを作ろうとするも及ばずWD名古屋がGAME1を勝利した。 GAME2東京GBはスターターに今橋、後藤を起用。WD名古屋はGAME1と同じスターターだった。 第1セットはGAME1もサーブが好調だった大竹、ルーキーのミドルブロッカー伊藤、後藤のサーブで崩しブレイクを取り一方的な展開で東京GBが取った。 第2セットはWB名古屋は高梨から水町に交代。前半はWD名古屋がリードするも今橋のサーブで崩し追いつく。そこからは一進一退の攻防が続きデュースに。 27-27で迎えたロングラリーを制し逆転したWD名古屋が最後ニミルのサーブでブレイクしセットを制した。 第3セットはWD名古屋は外国籍選手2人枠で同時に出場できない王を下げウルナウトをスターターに起用。王に代わって出場したミドルブロッカー小山がアタック、ブロックに活躍をした。 第2セットと同様競り合いとなったが、この日絶好調(アタック決定率22/27(81.5%))の後藤をウルナウトがサーブで崩し、後藤のアタックをニミルがブロックするサーブ&ブロックの形でブレイク。WD名古屋が第3セットを取った。 第4セットは中盤、傳田のサーブで柳田、交代した戸嵜のサーブレシーブを崩し先行したWD名古屋が終盤もリードを保ち取り切りWD名古屋が前日に続き3-1で勝利をした。 東京GBはアタック決定率、ブロック本数でWD名古屋を上回ったが活かせなかった。オポジットムザイを攻撃の中心にしながらも亀山、フェレイラをセッター対角に置き3アウトサイドヒッターの形にするオプションを披露するなど戦術的な幅が垣間見られた。 新戦力に日本代表の宮浦(復帰)、髙橋(健)、小川、パリ五輪出場のデファルコ、ルカレッリを加え注目となったSTINGS愛知はホームゲームでVC長野と対戦。2戦ともホームゲーム最多観客を更新する盛況の中での試合となった。 ルカレッリは限定的な出場にどとまったがGAME1は高橋(健)がアタック決定率(7/8(87.5%))、ブロック本数2本など活躍を見せた。日本代表のセッター関田のセット配分も多彩でそれに応え宮浦、ルーキー藤原(直)も活躍。 一方VC長野もオポジットウルリックを攻撃の中心に第3セットの競り合いを制し1セットを取ったが3-1でSTINGS愛知が勝利した。 GAME2は髙橋(健)がベンチスタートで出場せず岩本が起用された。GAME1に引き続きVC長野はウルリックの攻撃を中心にGAME1で途中交代となった日鉄堺BZから移籍の樋口が好調を維持。 第1、3セットは競り合いの展開となったが終盤抜け出し、第4セットは工藤のサーブで序盤先行したリードを活かし3-1で勝利。不戦勝以外ではSTINGS愛知に歴史的な初勝利となった。 STINGS愛知はGAME1では行わなかった河東と都築の2枚代え、第4セットは藤原から手塚に交代をするなどしたが及ばす痛い敗戦となった。 日鉄堺BZはオポジットのバーノンエバンズに加えオポジットからアウトサイドヒッターにコンバートした安井がGAME1、2共に活躍に2連勝を飾った。 ヴォレアスは復帰となったキャプテン陳、前キャプテンの張、サントリーからレンタル移籍の鍬田が活躍しGAME1で2セットを先取するなど日鉄堺BZを苦しめたが惜しくも及ばなかった。 広島THvs東レ静岡はGAME1は広島THが2セットを失った後に逆転勝ち。GAME2はGAME1途中出場だった新加入のレチネが先発起用に応え活躍し勝利。1勝1敗となった。 14日は開幕戦と同じカード、サントリーvs大阪Bの第1節GAME2がエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)で実施される。 <12日結果()内は観客数> 広島TH 3-2 東レ静岡(2546人) STINGS愛知 3-1 VC長野(3505人※) 東京GB 1-3 WD名古屋(6459人) 日鉄堺BZ 3-2 ヴォレアス(1817人) ※ホームゲーム最多観客数更新 <13日結果()内は観客数> 日鉄堺BZ 3-1 ヴォレアス(2007人) 広島TH 1-3 東レ静岡(2861人) STINGS愛知 1-3 VC長野(3671人※) 東京GB 1-3 WD名古屋(5828人) ※ホームゲーム最多観客数更新 <2024/10/13時点順位> 1.WD名古屋 勝率1.00 残42 2.日鉄堺BZ 勝率1.00 残42 3.大阪B 勝率1.00 残43 4.東レ静岡 勝率0.50 残42 5.STINGS愛知 勝率0.50 残42 6.VC長野 勝率0.50 残42 7.広島TH 勝率0.50 残42 8.ヴォレアス 勝率0.00 残42 9.東京GB 勝率0.00 残42 10.サントリー 勝率0.00 残43 ※勝率による順位