学生バイトから執行役員へ。原動力は“楽しい”という気持ち|ユナイテッドアローズ執行役員 山崎万里子さん|STORY
15号まで制作された『Styling Edition』。中でも、Vol.7は、当時、私が住んでいた大学の寮で撮影が全て行われたという一冊。コンセプトは『寮生活』。自分がいつも生活しているリアルな空間の中に、ユナイテッドアローズで販売されている洋服たちを纏った私の友人がモデルとして登場しています。日々の洋服を着る上でのヒントをくれるカタログ的な要素もありますが、純粋に写真やスタイリングがカッコいい! と感じられる一冊です。 ――なかでも楽しかったこととは? 年に数回、催事場のような場所で行われる在庫処分のための外販イベント、年末から準備し元旦から行う初売り。忙しかったけど、バイトしていた時の思い出はどれも楽しかったという記憶しかないです。それは、単純にファッションの業界に携われたからだけではなく、ユナイテッドアローズのメンバーと一緒になって何かを作りあげたこと、そして、アルバイトと正社員という垣根なく、様々な経験をさせてくれたからだと思います。 楽しくてたまらなかったというバイト時代を経て、’96年大学卒業後、ユナイテッドアローズに新卒2期生として入社。会社は山崎さんが入社される前年から新卒採用を正式に開始し育成スキームも確立し始め、いよいよ大きく成長していくという中で山崎さんが担っていった役割とは? (中編に続く) 撮影/BOCO 取材/上原亜希子