【NFL】「親友」のQBジョーンズの降格に不満を抱くジャイアンツDTローレンス
ダニエル・ジョーンズのニューヨーク・ジャイアンツの先発クオーターバック(QB)としての時間は、今週をもって終わりを迎えた。それは多くの人が予想していた動きだったが、ジョーンズの友人であり、同じ2019年NFLドラフトで指名された選手は、容易に支持することができなかったようだ。ジョーンズがベンチに下げられた後、ジャイアンツのスターディフェンシブタックル(DT)デクスター・ローレンスはこの交代に反対していると公言している。
『The Athletic(ジ・アスレチック)』のシャーロット・キャロルによると、ローレンスは現地19日(火)に“Campbell’s Soup(キャンベルスープ)”のチャリティーイベント“Chunky Sacks Hunger(チャンキー・サックス・ハンガー)”で「彼は俺の親友だ」と話したという。
「ああいうことが起こるのはつらい。俺にはコントロールできない。彼らは自分たちの評価や考え、感情に基づいて判断を下した。あいつは俺の親友だ。選手としては、プレーを続けなきゃいけない。でも俺は人として、兄弟として、彼のことを思っている」
ジョーンズとローレンスはデイブ・ジェトルマンGM(ジェネラルマネジャー)政権下の2019年ドラフトでそれぞれ全体6位と全体17位で指名されて以来、チームメイトとしてプレーしてきた。2人はNFLで2度目の契約を2カ月のうちに実現させ、ジョーンズが4年1億6,000万ドル(約247億7,777万円)の契約を結んだ後にローレンスも4年9,000万ドル(約139億3,750万円)の契約を締結した。
しかし、10試合を通してサック9回、タックル38回を記録しているローレンスがそのポジションで一流選手の1人と見なされている一方で、ジョーンズは苦戦を強いられており、10試合でわずか8回のタッチダウンに対して7回のインターセプトを喫し、試合平均パスヤードは207ヤードにとどまっている。